コラム
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2021年1月06日 10:33
絵本の専門家になれる「認定絵本士」という資格は、保育士に人気があります。認定絵本士を取得し、絵本について学ぶ事で子どもたちに絵本の楽しさを伝えられ、保育士としての付加価値が高まります。
そんな人気の資格を本学では学科関係なく授業を履修すると取得できます。認定絵本士について本記事で詳しく解説します。
認定絵本士は絵本専門士委員会が認定する絵本の楽しさを伝える専門家です。絵本を通して子どもたちの成長を促す役割を担います。
絵本に関する「知識」、絵本の読み聞かせなどの「技能」、そして豊かな人間性としての「感性」の3要素が求められます。
国立青少年教育振興機構が2014年から「絵本専門士」を養成する「絵本専門士養成講座」を開設しました。しかし、「絵本専門士」になるには、経験や高い知識が求められ、学生等にとっては取得が難しいものでした。
そこで、より多くの方に関心をもってもらおうと、2019年から大学や短大、専門学校等で学ぶ事のできる「認定絵本士」養成制度を創設し、学生が授業に参加する事で取得のできる「認定絵本士」という資格ができました。
2019年から認定絵本士養成制度が始まり、それ以降、認定絵本士は保育士にとても人気がある資格です。
認定絵本士の資格を取ると絵本の読み聞かせのスキルを身に着けることができ、子どもたちに絵本の楽しさを伝えることが可能です。絵本の楽しさを伝えることは子どもたちの読書活動の推進にもつながります。
子どもの頃に本をたくさん読んだ子どもほど、「未来志向」「社会性」「自己肯定」「意欲・関心」「文化的作法・教養」「市民性」の能力が、子どもの頃に本をあまり読まなかった子どもよりも高いという研究結果もあります。[注1]
[注1]子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究 報告書
子どもたちに絵本の楽しさを伝えられるということは保育士としての強みが増えます。楽しい絵本の読み聞かせをしてくれる保育士は子どもたちにとってもうれしい存在です。保育士プラスaの資格として取得することで保育士のキャリアを支えます。
子育てをしていると、絵本に触れる機会が自然と多くなるでしょう。絵本を選ぶととき、絵本の読み聞かせをするときに「認定絵本士」の知識やスキルは役に立ちます。
認定絵本士養成講座の開設機関(大学、短大、専門学校)がそれぞれ実施する「認定絵本士養成講座」を修了した方が認定絵本士の資格を取得することができます。認定絵本士養成講座の受講対象者は開設機関の在学生となります。[注2]
[注2]認定絵本士養成講座
日本児童教育専門学校に入学すれば「認定絵本士」の資格を取ることができます。日本児童教育専門学校は2021年4月より認定絵本士養成講座を開設できる学校として認可されました。
全学科の学生が対象です。指定された授業科目を履修して単位を取得すれば、認定絵本士の資格を取得できます。
絵本に関してもっと知識を深めていきたいと考えている人には認定絵本士より高度な「絵本専門士」を目指すことをおすすめします。
認定絵本士を取得して、卒業後実務経験を積めば「絵本専門士」を養成する「絵本専門士養成講座」の受講が可能です。「絵本専門士養成講座」は実務経験を積めば誰でも受講できるというわけではありません。
第7期絵本専門士養成講座の募集の際には70名の定員に対して1100名を超える応募がありました。受講するのも狭き門である「絵本専門士養成講座」を修了することができれば、認定絵本士よりもランクアップした「絵本専門士」の資格を取得することができます。
ちなみに「絵本専門士養成講座」の受講資格に「認定絵本士」の取得は必須ではありません。
絵本専門士の資格を取得したメリットとして、絵本専門士認定者名簿に住んでいる都道府県及び活動場所、名前、職業、本人のコメントが掲載されます。絵本に関わる仕事をしていきたいという人には大きなアピールにもなりますし、名簿を見た人から仕事の依頼が来る可能性もあります。
認定絵本士について、そして保育士に人気な資格である理由について紹介しました。保育士が認定絵本士の資格を取得し、子どもたちに絵本の楽しさを伝えることで、読書活動の促進にもつながります。
また、認定絵本士を取得して経験を積むことで、「絵本専門士」を目指す道も開けます。「絵本専門士」になれば絵本専門士認定者名簿に登録されるので、キャリアの幅が広がります。
ぜひ子どもたちに絵本の魅力を伝える「認定絵本士」の取得を目指してみてください。「日本児童教育専門学校」は絵本の魅力を伝えられる保育士を目指すあなたをしっかりサポートします。
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