校長アクツの本の紹介コーナー♪

2024年2月16日 9:11

2024年もどうぞよろしくお願いします。

今日紹介するのは、ヘンリー・ジー著　竹内薫訳『超圧縮地球生物全史』ダイアモンド社　2022年です。

みなさまは年表というとどのようなものを思い浮かべますか？

縄文時代、鎌倉時代、と言った日本史の年表が頭に浮かぶ方も多いと思います。

しかしこの本の年表はとてつもないスケールで展開されています。

なおかつ未来予測も含んでいます。

本をひらいて最初に出てくる年表１は「宇宙の中の地球」です。　138億年前に宇宙が誕生してから今から50億年後に太陽系の惑星が太陽に吞み込まれるまで、が一覧になっています。さらっとお話ししましたが、つまり地球はいつかは太陽に吸収される運命なんです。

もう少し焦点を絞った年表2は「地球上の生命」という題名です。約40億年前に生命の誕生が誕生したところがスタートになります。そうなると、始生代、原生代、顕生代という区分けになり、いよいよ恐竜時代になってきます。（ちなみに顕生代の白亜紀やジュラ紀がいわゆるジュラシックパーク的な大型恐竜の全盛期です）

更に年表はどんどんフォーカスが狭くなって、様々な生物の誕生を追っていくことになります。

本にはいろいろな生物の素朴なイラストが随所にあって、想像を膨らませながら、楽しく読むことができます。頭の中の時間軸、空間軸がとてつもなく広がると、自由を感じるのは私だけでしょうか？現実から少し離れたくなった時にお勧めの本です。

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