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卒業生が先生です。
2024年11月19日 09:00
卒業生で講師を務めているなかむらしんいちろうです。
日本児童教育専門学校は現在は主に保育士資格を取得するための専門学校ですが、かつては絵本
や童話を学ぶ学科がありました。(残念ながら2016年に廃科されました)
その学科は名称変更されながら最後は「絵本童話科」と呼ばれていました。
たくさんの卒業生を輩出し、多くの方が現在も絵本に限らず様々な表現ジャンルにおいて作家活動
等、活躍されています。
そして現在、多くの卒業生が母校に先生として戻ってきて、授業をしてくださっています。素晴ら
しいです。
例えば「造形遊び」や「保育教材研究」では、絵画や工作等において子どもや児童と関わった経
験のある卒業生が担当しています。
そして、その経験を活かした授業展開をしており、学生皆さんものびのびと絵や工作をしていま
す。
「言葉遊び」では、卒業後、イラストレーターや絵本作家として活動された卒業生が講師をして
います。
その出版経験等を活かし、絵本のことを様々な角度から学ぶ「認定絵本士養成講座」の講義を担
当しています。
また、絵本の研究をしている卒業生は、絵本の歴史などの授業を担当しています。
そして、パネルシアターという日本独自の保育教材を作る現場にいる卒業生もおり、将来の保育
現場ですぐに活かせるような授業もあります。
このように、絵本童話科の卒業生は、様々な創作の現場で活動し、様々な仕事の経験等を得て、
その実績を後輩たちに実感を持って、学生にも理解しやすく伝授くださる授業を行っているので
す。
先生でありながら、卒業生。先輩後輩のようなほんわかとした関係性も、本校の特色の一つです
ね。