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校長アクツの本の紹介コーナー♪
2024年07月06日 08:00
アリソン・ゴプニック他峯浦敦子訳『0歳児の「能力」はここまで伸びる』2003年 PHP研究所
今回ご紹介するのは、保育者を目指す皆さんには一度は手に取ってほしい本です。アメリカの発達心理学者によって書かれた本で、原著が出されたのが1999年なので、四半世紀前に書かれた古典ともいえる本です。図書館には置いてあるのではないでしょうか。
赤ちゃんの頭脳や心に関する科学については、保育者になる皆さんの最も興味がある分野ではないでしょうか。この領域は今かなりのスピードで研究が進んでいる分野なので、ここに書かれていることもすでにアップデートされています。しかし、子どもにかかわる勉強をしたことがない方は、かなりの驚きをもって読むことができると思います。
心理学の発達はビデオ録画という技術が開発され、長足の進歩を遂げました。子どもの発達の姿がより“見える化”され、今まで解明できなかったこと、推測でしかなかったことが、証明できるようになったのです。
「6か月の赤ちゃんは英語とスウェーデン語の違いがわかる」ことも、確認されています。
赤ちゃんは、私たちが思う以上に、いろいろなことがわかっている!
なんだか、ワクワクしませんか。保育者はこのような子どもの成長を、一番身近で見ることができる職業なのです。