コラム

保育士になるためには

保育教諭とはどんな仕事なのか?

2020年5月29日 17:39

保護者が働いている、いないに関わらず、就学前の子どもを預けられる場所として「認定こども園」を利用する家庭が増えてきました。

子育て家庭のそれぞれのニーズに応えるため、認定こども園では保育教諭と呼ばれる資格者が、子どもたちの保育と教育を行っています。保育士でもない、幼稚園教諭でもない、保育教諭とは、どのような仕事なのでしょうか?

 

保育教諭とは

保育教諭とは、認定こども園で働く、保育士資格と幼稚園教諭免許の2つの資格を持つ職員のことです。就学前の子どもたちを受け入れ、「保育」と「教育」を一体的に実施する、大変ながらもやりがいのある仕事です。

 

保育教諭の仕事内容

保育教諭の仕事内容は、保育士の仕事と幼稚園教諭の仕事を一緒に行うことが特徴です。たくさんある仕事の中から主に行われている仕事を紹介します。まずは、生活習慣と社会性の指導です。

 

認定こども園では0歳から5歳までの子どもが在園しているため、子どもの発達状態に合わせて、食事や排泄、着替えなどの生活習慣の指導や、園での過ごし方のルールや約束事などの社会性の指導を行います。

次に行事の運営です。誕生日会や運動会、季節の行事の企画・運営などを行うのも保育教諭の仕事です。子どもたちが楽しめるように、成長した姿を保護者に見せることができるように内容を考えたり、日々の保育のなかで子どもたちと一緒に練習したりするため、企画力だけでなく、子どもたちをまとめる力や楽しませる力が求められます。

 

他にも、日々の保育では、怪我や誤飲、友だちとトラブルが起こらないように安全管理をすることや、連絡帳の記入、送迎時の引き継ぎといった保護者との連携などがあります。
また子どもと過ごすだけでなく、子どもの成長記録の資料やお知らせの作成、次の日の活動の準備、施設内の壁面作りなども仕事の一つです。

 

保育教諭が働く認定こども園では、保育と教育を一体となって行うため、仕事量が多いのでは?と感じた方もいると思いますが、他の保育教諭と連携して行うため、大きな負担にはならないでしょう。
また、保育士の仕事と幼稚園教諭の仕事を同時に行うことができるため、様々な経験を積むことができ、広い視野で保育と教育に携わることができます。

 

保育教諭が果たす役割

認定こども園では、保護者が働いているいないに関わらず、日中子どもの預かりを行っています。
保育教諭の仕事内容で説明したように、子どもを預かり、生活習慣や社会性の指導を行うことが役割の一つです。同時に保護者のサポートも行い家庭支援を行う役割も保育教諭は担っています。

 

核家族化や地域と人との繋がりが薄れてきている現在、子どもを預かるだけでなく、子どもや保護者と密に関わる事のできる保育教諭の存在は子育て家庭にとって重要だと言えるでしょう。

 

その他にも、社会的な役割があります。現在問題となっている「待機児童」や「保育士不足」を、保育教諭が認定こども園で働くことで解消することができ、保護者が働きに出る環境を整える手助けができることから、社会を助ける、経済を回すといった役割があります。

 

保育教諭になるには

保育教諭になるための資格についてや、保育教諭の仕事に活かせる経験について気になるポイントを解説します。

 

保育教諭になるための資格

保育教諭になるためには、保育士と幼稚園教諭という2つの資格を取得する必要があります。どちらの資格も持っていない場合は大学や専門学校を通して学ぶことがおすすめです。

最終的に保育教諭になることを目指すのであれば、保育士・幼稚園教諭の2つの資格が取れる学校に通うと良いでしょう。

 

片方の資格を有している人がもう一つの資格を取得したい場合、2025年3月末まで「特例制度」が設けられているため、子育て支援施設における3年以上かつ4320時間以上の実務経験があれば、本来は83単位取得することが必要なところを、指定された8講座を受講するだけで、未取得分の資格を取ることができます。

 

また保育士と幼稚園教諭のどちらかの資格を持っていれば、2025年3月末まで保育教諭として働くことができるという「経過措置」が設けられているため、働きながら、資格取得を目指すこともできます。現在では、通信制の大学も全国にあるため、大学に通うことが難しい方でも取得しやすいでしょう。

 

保育教諭の仕事に活かせる経験

必須の経験ではないものの、学校や保育園などの子どもが通所する施設で、ボランティアやアルバイトをしてみるといいでしょう。子どもたちと関わることはどういうことか、どんなことに気を付けたらいいのか、実務を通して学ぶことができます。

 

他にも子育ての経験は保育教諭の仕事に活かせると言えるでしょう。子育てを経験していることで、子どもとの関わりに慣れていることや、保護者の悩みに共感できることが理由として挙げられます。

 

保育教諭の働ける施設

認定こども園で働く保育士と幼稚園教諭の2つの免許を持った職員を「保育教諭」というため、「保育教諭」として働ける場所は認定こども園のみです。

 

認定こども園には「幼保連携型」「幼稚園型」「保育所型」「地方裁量型」の4つのタイプが有り、それぞれ受け入れ可能な年齢や園の方針などが違うため、自分のやりたい保育に合ったところを選んで働くことができます。

「保育教諭」としてではなくても良い方は、保育園や幼稚園、療育施設など様々な子育て関連施設で働くことができます。

 

現在、政府は幼稚園や保育園に対し、認定こども園への移行を促進しており、今後も増加していくと考えられるため、保育教諭の働く場所は今後増えていくことが予想されています。

 

保育教諭として働くメリット・デメリット

保育教諭として働くことのメリット

子ども好きな人なら、子どもたちと一緒に過ごしてその成長を間近で見られるという、とてもやりがいのある仕事です。一緒に遊んだり学んだりという、楽しい経験をたくさんすることもできます。自分の特技を生かす機会も、多くあるでしょう。

 

保育教諭は保育士や幼稚園教諭と比べて、幅広いスキルが身に付くということもメリットです。子育てに関わる様々な経験を積むことができますので、スキルアップにも繋がります。

 

保育教諭として働くデメリット

認定こども園は、保護者が働いているいないに関わらず利用することができます。そのため、子どもによって家庭環境が異なり、把握を行うことが大変だと言えます。それぞれの家庭環境に合った支援が求められるため、家庭支援をするにあたり、知識や経験が必要と言えるでしょう。

 

その他にも、子ども一人ひとりに合わせた保育や、保護者の対応など、大変なことはありますが、その内容は保育士や幼稚園教諭と共通するでしょう。

大変な事やデメリットと感じることは他にもありますが、子どもたちの笑顔を見ることでやりがいを感じられるといった声もたくさんあります。

 

まとめ

共働き家庭はこれからも増えていくと思われます。また、政府は幼稚園や保育園に対し、認定こども園への移行を促進しており、今後も認定こども園は増加するため、保育教諭への需要は高まっています。

 

国家資格を取得するのは決して簡単ではありません。しかし保育の専門学校で働きながら学ぶなど、自分の環境に合わせて資格取得を目指すことができるため、決して高いハードルではありません。

しっかり学び、信頼できる保育教諭を目指しましょう。

 

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