保育士コラム
保育士コラム
公開日:2021年2月18日 更新日:2021年9月20日
オペア留学とは、ステイ先の子どもを、お世話しながら語学の勉強をする留学方法です。子どもの世話や家事の手伝いをすることで滞在費・食費をホストファミリーに負担してもらうため、留学にかかる費用を抑えられます。
子ども好きな人や、海外で保育士などの子どもに関わる仕事がしたい人にピッタリの留学方法です。今回は、オペア留学の特徴や留学条件のほか、オペア留学の4つのメリットについてご紹介いたします。
目次
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オペア留学とは、語学留学のひとつです。ステイ先で子どもの面倒や家事を手伝うことで、滞在費や食費の補助や、収入が得られます。
オペア留学は若者の語学留学を支援するためのプログラムのため、年齢制限が設けられています。また、保育経験や犯罪歴の有無、日常会話レベルの英語力など、オペアで働くための条件があります。
年齢制限を含む留学条件は、登録先のエージェントやステイ先の国ごとに異なります。あるエージェントの例では、アメリカのオペア留学の年齢制限は18〜26歳です。労働時間は週45時間までで、年間500ドルまでホストファミリーが学費を負担してくれます。お小遣いは週に195.75ドルです。
一方フランスでは、年齢制限18〜30歳、労働時間は週30時間までとしています。学費については別途相談となっており、アメリカのように規定されていません。お小遣いは週に65〜100ユーロ程度です。
また、ヨーロッパでは保育経験の有無について規定がない一方、アメリカではホストファミリーに2歳以下の乳幼児がある場合、最低200時間の保育経験が必要です。
保育経験が必要ないヨーロッパであっても、ホストファミリーは大切な子どもを預けることになるため、できるだけ保育経験豊富なオペアを希望する傾向があります。オペア留学を希望するのであれば、最低200時間、できれば250時間以上の保育経験があることが望ましいでしょう。
保育経験は、保育施設でボランティア勤務などで作ることができます。私立の保育園や幼稚園を中心に、積極的に受け入れ先を探してみましょう。
ステイ先で働きながら語学を学べるオペア留学では、海外の子どもと関われるほか、語学習得面、費用面などでさまざまなメリットがあります。
個人での語学留学やワーキング・ホリデーでは、現地で自ら仕事を探し、条件交渉を行う必要があります。なかなか仕事が決まらず、実際に働くまでに手間がかかったという経験者もいることでしょう。
オペア留学はステイ先で仕事をすることが決まっているため、留学先で仕事探しをする必要がありません。
オペア留学は、ステイ先で子どもの面倒や家事の手伝いを行うことで、ホストファミリーが滞在費や食費を一部負担してくれます。また、留学先によってはお小遣いをもらえるため、休日の娯楽費を賄うこともできます。
ステイ先の子どもの世話をすることで、ホストファミリーの親族や友人、近所の子どもたちとの交流が多くなります。そのため、通常の語学留学よりも、現地のコミュニティーに比較的スムーズに入っていけるというメリットがあります。
現地の人々の生活や文化をリアルに体験することは、語学だけでなく人生の勉強になるでしょう。
お世話をする子どもの年齢にもよりますが、小さな子どもはこちらの語学力などお構いなく、とにかく早口で話してくる傾向があります。幼児の場合はまだ舌っ足らずな発音なので、余計に聞き取りづらく、始めは苦労するでしょう。
お世話をするためには、子どもとの意思疎通ができなければなりません。毎日必死に向き合っていくうちに、現地の言葉を聴く力が身につき、語学力も早く向上していきます。
オペア留学は、海外の家庭に滞在し、子どもと関わりながら、語学の勉強ができる留学方法です。ステイ先の子どもを、お世話しながら語学学校に通ったり、現地のコミュニティに入り、生活や文化を学べます。
子どもが好きで、海外で語学を学びたい人、保育経験を活かした留学を希望する人におすすめの留学方法です。
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