保育士コラム
保育士コラム
公開日:2022年3月31日 更新日:2022年3月31日
保育士や幼稚園教諭になるうえで、強みになる「弾き歌い」。楽器で伴奏しながら歌うのは簡単な曲でも、やってみると想像以上にむずかしいものです。
本記事では弾き歌いが上手になるためにはどうしたらいいのか、練習方法やコツについて解説します。弾き歌いが上手になりたい方はぜひ参考にしてください。
目次
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弾き歌いとは、楽器を演奏しながら歌うことをいいます。弾き歌いは「弾き語り」「弾き唄い」ということもあります。厳密に区別はありませんが、「弾き語り」というと歌謡曲やポップミュージックのアーティストが、ピアノやギターを弾きながら観客に向かって語るように歌う、というイメージを持っている方が多いでしょう。
保育士試験や音楽の授業などでは「弾き歌い」と呼ぶことが多いようです。楽曲も童謡や唱歌など、音楽の教科書に載っているような、教育現場で使われる楽曲が多く選曲される傾向があります。
保育の現場や小学校などでは、先生の弾き歌いに合わせて園児や児童が歌うこともあります。このように、弾き歌いは演奏者が複数いることもあります。
歌いながら楽器でメロディを表現するのは見た目以上に難易度が高いです。本来なら2人で分担する歌と演奏を1人で行うためむずかしいのは当然かもしれません。歌と演奏のどちらかに集中することなく、両方をできるようにする必要があります。
弾き歌いをする際に大切なポイントがいくつかあります。
保育士試験では演奏や歌のスキルはもちろん必要です。園児が歌いやすいテンポかどうか、歌詞がハッキリ聞き取れるか、演奏者自身が音楽を楽しみながら聞き手に音楽の魅力を伝えられるかどうか、つまり総合的に豊かな表現ができているかが問われます。
そのうえで子どもたちに聞かせ、一緒に楽しく歌うことができるかもチェックされます。
ハードルが高いように感じてしまうかもしれませんが、むずかしく考えることはありません。元気でかわいい子どもたちと一緒に歌っているつもりで臨みましょう。一番大切なポイントは、子どもたちに音楽の楽しさを伝えられるかどうかです。
弾き歌いの試験はギターやアコーディオンなどでも可能ですが、今回はピアノで弾き歌いする場合の練習方法を紹介します。
初心者には難しそうに感じられる弾き歌いですが、練習を重ねることで上達できます。やみくもに歌と演奏の両方を同時に練習するのは効率的ではありません。弾き歌いの練習はまず、歌の練習から始めましょう。
なぜ歌が先かというと、弾き歌いは演奏ではなく歌が主役だからです。歌詞がうろ覚えだったり、リズムやメロディがあやふやだったり、歌がしっかり歌えていない状態では、多少ピアノが得意でも歌にマッチした演奏をつけることはできません。
ピアノに苦手意識のある人や弾き歌いが初めてという方は、まずは弾き歌いする曲を楽譜や歌詞カードを見なくても、自信を持って大きな声でハッキリした発音で歌える状態にすることが大切です。
弾き歌いをする曲の歌がしっかり歌えるようになったら、次にピアノの練習をしましょう。練習のコツは、いきなり両手で弾こうとしないことです。
まずメロディを演奏する右手から練習して、それができたら左手だけで弾く練習をします。繰り返し練習して、ピアノに集中していなくても弾ける状態を目指します。
いよいよ、ピアノと歌を合わせた弾き歌いの練習です。こちらも楽器の練習と同様、右、左、両手の順番で進めていきましょう。
まずは、メロディを演奏する右手で弾きながら曲の流れを意識して歌います。ポイントは大きな声ではっきりと歌うことです。
それができるようになったら、左手だけで伴奏をつけて、同じように歌います。メロディがないので歌いにくいと思いますが、音程やリズムに気を配って丁寧に歌ってください。
最後に、両手で弾きながら歌う練習です。ピアノの音に歌声が負けないように、離れた場所にいる人にも聞こえるくらいの声量を出しましょう。声が届かないことのないように、腹式呼吸を取り入れたり、必要に応じて楽器の音を調整します。
保育士試験では弾き歌いする課題曲があらかじめ指定されています。
曲は指定でも楽譜は自由なので、左手の難易度や歌のキーの高さなど、自分にあった楽譜を早めに選びましょう。楽譜は書店や楽器店の他、インターネットでも販売しています。もし適切なものがなければピアノの指導者に相談しながら、アレンジしてもいいでしょう。
自由曲を弾き歌いする際や、練習のためにさまざまな曲に挑戦したい場合は、歌のキーに合わせると演奏がむずかしすぎることもあるので注意が必要です。例えば、HERO(マライア・キャリー)、ホールニューワールド(Alan Menken)など、ポップスの中にも弾き歌いしやすい曲はあります。
はじめに紹介したように、弾き歌いは歌と演奏の両方を1人でやらなければならないため、初心者がむずかしいと感じるのは当然です。
まず歌だけをマスターしてから、次に左右それぞれの演奏をできるように、そのあとで弾き歌いの練習をしていけば、ゆっくりでも確実に上達できるでしょう。
上達しにくいときは楽曲や楽譜の選定から見直してみるのも一つの方法です。自分の声や伴奏レベルにあった楽曲、楽譜を選んで、楽しみながら練習をしていきましょう。
日本児童教育専門学校Japan Juvenile Education College
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