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未経験でも保育士になれる? 保育士資格を取得する方法や道のり、注意点などについて解説

公開日:2023年11月30日 更新日:2024年1月31日

未経験でも保育士になれる? 保育士資格を取得する方法や道のり、注意点などについて解説


「一般企業に就職したけれどやっぱり保育士になりたい」「子育てが落ち着いたから保育士として働いてみたい」など、無資格・未経験から保育士を目指したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。全く違う業界からの転職となるとハードルが高く感じる方もいるかもしれませんが、資格があれば何歳からでも保育士になれます。

本記事では、保育士資格を取得する方法や道のり、注意点などについて解説します。これから保育士になりたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

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未経験でも保育士になれる?

 
保育関係の仕事に携わったことがない方でも、保育士の資格があれば保育士になれます。接客業や営業職など、子どもと関わりがない職種の経験しかなく、保育経験がない方でも問題ありません。また年齢も問わないため、30代・40代でも保育士デビューは可能です。
 

未経験で保育士になる方法

未経験から保育士になるには、まず国家資格である保育士資格を取得する必要があります。保育士資格を取得する方法は、保育士養成校を卒業するか、保育士試験に受かるかの2つです。
 
ここからは、未経験で保育士になる2つの方法について順に説明します。
 

保育士資格を取得できる学校を卒業する

 
未経験で保育士になる1つ目の方法は、保育士資格を取得できる学校を卒業することです。厚生労働大臣が指定する保育士養成学校や施設で規定の過程を履修した上で卒業すると、保育士資格を取得できます。学校で資格を取る場合は、規定カリキュラムをきちんと終えていれば、卒業と同時に資格を得られます。国家試験を改めて受ける必要はないため、試験対策や受験をする手間がないのがメリットです。
 
ただし、滞りなく通ったとしても、卒業するまでには2〜4年ほどの期間が必要です。また入学金や学費など、資格を取得するまでには一定のお金がかかります。とはいえ、独学では得られないスキルやノウハウまでしっかり学べるため、多様な知識を身につけられる点は大きな魅力です。
 

保育士試験に受かる

 
未経験で保育士になる2つ目の方法は、保育士の国家試験に合格することです。国家試験は全国47都道府県で年2回実施されており、筆記と実技の試験があります。
 
2023年10月時点の筆記試験の科目は、下記のとおりです。
 
・保育原理
・教育原理及び社会的養護
・子ども家庭福祉
・社会福祉
・保育の心理学
・子どもの保健
・子どもの食と栄養
・保育実習理論
 
実技試験の内容は、音楽や造形、言語などに関するものがあります。いずれの課題の場合でも、子どもと接する場面を想像しながら課題に沿った実技を行います。
 
筆記・実技ともに全て合格となれば、保育士資格を取得可能です。ただし、全科目に一発で合格する必要はありません。筆記試験で合格した科目は、3年間の有効期限が設けられているため、3年の間に全ての科目に合格できれば大丈夫です。保育士試験の合格率は約30%と低い傾向にあります。有効期限内に、着実に合格を目指すとよいでしょう。
 
※参考:こども家庭庁. 「保育士試験の実施状況(令和4年度)」.
 
※参考:全国保育士養成協議会. 「保育士試験とは」.
 

未経験で保育士資格を取得するまでの道のり

未経験で保育士資格を取得するまでの道のり

これから保育士資格を取得するなら、自身の考えやライフスタイルに合う方法で取得を目指すのがおすすめです。

ここからは、未経験で保育士資格を取得するための道のりの例を紹介します。
 

効率的に保育士資格を取得したいなら短期大学や専門学校で学ぶ

 
効率的に保育士資格を取得したいと考えている方は、厚生労働大臣が指定する短期大学や専門学校で学ぶのがよいでしょう。2〜3年で取得できる学校が多く、取得費用や通学負担を軽減して効率的に学べるのがメリットです。学校ならではのノウハウやスキルを得られることも魅力の一つです。
 
また専門学校は学び直しの場として選ぶ方も多く、社会人でも入学しやすい傾向にあります。学校によっては夜間制で通えるところもあり、働きながらでも学校に通えるでしょう。
 

より知識を深めたいなら4年制の大学で学ぶ

 
しっかりと保育の知識を得た上で保育士になりたいと考えている方は、厚生労働大臣が指定する4年制大学で学ぶのがおすすめです。学校に在籍する期間が長くなるため学費は高くなる傾向にありますが、じっくり学ぶ期間を得られるのがメリットです。
 
ただし学校によっては、保育園実習がない、保育に関するカリキュラムが少ないなどの違いがあるため、どのようなカリキュラムが組まれているのかしっかり調査した上で入学しましょう。
 

働きながら資格を取りたいなら独学で学ぶ

 
ライフタイルをなるべく崩したくない、現職を続けながら資格を取得したいという方は、独学で学ぶのも選択肢の一つです。独学する場合は、保育士試験の参考書を購入したり、通信講座を受けたりするとよいでしょう。手軽に勉強を始めやすく、自分の好きな時間に勉強できるのが大きなメリットです。
 
独学で保育士資格の取得を目指す場合は、勉強計画をしっかりと立てて取り組むことが重要になります。保育士試験は科目数が多く、有効期限も定められているからです。明確な目標を定めて計画的に勉強を進めなければ、取得までに多くの時間がかかってしまうかもしれません。
 
また分からないことを質問できる機会がないことも、一人で勉強するデメリットの一つといえます。根気強く調べたり、質問できる人を探したりして、疑問を解決していく根気強さも必要です。
 

保育士はどのような人が向いている?

保育士はどのような人が向いている?
保育士は、子どもと遊ぶだけでなく、保護者や周囲の保育士とも関わりながら円滑に保育を行わなければなりません。そのため体力やコミュニケーション力など、さまざまな能力が必要です。
 
ここからは、保育士に向いている人について説明します。
 

体力がある人

 
体力がある人は、保育士に向いています。特に3歳以上のクラスを受け持つとなると、一人で数十人の子どもと関わらなければなりません。保育補助で加配がつくこともありますが、主体となって動くのは担任の保育士の役目です。長時間、集中して多くの子どもに気を配る必要があるため、体力があるかどうかはとても重要です。
 
また保育園は開所時間が長いため、職員はシフト制で勤務します。ときには早朝勤務や遅番勤務など、時間帯が異なるシフトが続くこともあります。そのため、体力がないと生活リズムの乱れによる悪影響を受けてしまうこともあるでしょう。
 

責任感がある人

 
責任感がある人も、保育士に向いています。保育士の仕事は、子どもたちと一緒に遊ぶだけでなく、けがや事故が起きないよう見守ったり対処したりすることも含まれます。そのため「子どもたちに危険がないように」と、責任を持って対応する能力が求められる訳です。
 
保育室内のおもちゃや保育で使用する道具はもちろん、子どもたちの体調不良にも素早く気付かなければなりません。日頃から子どもの表情や仕草、態度などをよく観察し、変化を見逃さないように対応していくことが大切です。
 

協調性がある人

 
保育士に向いているのは、協調性がある人でもあります。3歳未満のクラスは複数人で担任を持つことが多く、声を掛け合いながらクラスを見る必要があります。円滑に保育を進めるためにも、チームワークは不可欠です。
 
また保育園には、夏祭りや運動会、生活発表会など、園全体で取り組む行事やイベントもたくさんあります。他の保育士と協力して企画・運営を行うため、周囲と良好な関係性を作れる能力はとても重要です。
 

コミュニケーション能力がある人

 
保育士には、コミュニケーション能力も欠かせません。子どもと信頼関係を築くためには、興味のあることや困っていることなどをくみ取ることが大切です。そのため、日頃から何気ない会話をしたり、気になったことをうまく聞き出したりする力が求められます。

また保護者との関係構築も必要です。保護者に伝えなければならないのは、子どもができるようになったことや面白いエピソードなど、良い話ばかりではありません。ときには、友達と喧嘩した、気になる様子があるなど、デリケートな内容を話さなければならないこともあります。関係性を壊さないような対応力を求められるため、コミュニケーション力は保育士として欠かせない能力の一つです。
 

未経験から保育士として働く際の注意点

 
保育をするという点ではどの保育園も違いがありませんが、理念・保育方針が異なれば、日々の保育で意識することや職場の雰囲気は変わります。今後、保育士として長く活躍できるよう、職場選びは慎重に行いましょう。
 
ここからは、未経験から保育士として働く際の注意点を3つ紹介します。
 

保育園の見学をする

 
未経験から保育士として働く際は、できる限り保育園見学を行った上で応募しましょう。中には見学を受け付けていない保育園もありますが、面接前の見学に対応しているところもたくさんあります。
 
見学をすれば、保育の様子や働いている人の雰囲気、職員同士の関係性などを知ることが可能です。事前に保育園の雰囲気になじめそうかどうかを判断できるため、入職後にミスマッチが生じる可能性を減らせます。
 

保育園の理念・方針に共感できるか確認しておく

 
未経験から保育士として働く園を探す際には、保育園の理念・方針に共感できるかを確認しておくことも大切です。一般的な保育園には独自の理念や保育方針が定められていますが、それが自分の思いと異なると、働き始めてから納得のいく保育を行えない可能性があります。また周囲との考え方にも差を感じたり、違和感を覚えたりして、気持ちがすっきりとしないままになってしまうこともあるでしょう。
 
各園の理念は、Webサイトで確認できる場合が多いです。心地よく、のびのびと保育を行うためにも、園の方針と自身の考えが合うかは事前にしっかりチェックしておきましょう。
 

保育園の制度や福利厚生を確認しておく

 
未経験から保育士として働く際は、保育園の制度や福利厚生を確認することも大切なポイントです。保育士は基本的にシフト制で勤務しているため、早朝勤務や遅番勤務などがあるケースもあります。また土曜日の出勤数や振替休日の取り方なども、園によってさまざまです。
 
ライフスタイルに合った働き方ができるよう、保育園がどのような制度・福利厚生なのかは事前に調べておくことをおすすめします。分からないことがあれば、面接の際に質問して不安を払拭しておきましょう。
 

まとめ

 
本記事では、保育士資格を取得する方法や道のり、注意点などについて解説しました。これまで子ども関係の仕事に就いたことがない方でも、保育士資格を取得すれば保育士になれます。30代・40代からでも挑戦できるため、まずは資格の取得から始めましょう。
 
日本児童教育専門学校では、保育士資格の取得を応援しています。当校には3年制でじっくり学べる総合子ども学科の他、2年制で昼間・夜間主のコースが選べる保育福祉科もあります。保育士資格はもちろん、認定絵本士や幼稚園教諭二種免許状などの取得も可能です。
 
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