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主婦でも保育士は目指せる?主婦に資格取得をおすすめする理由とメリットを解説

公開日:2024年1月31日 更新日:2024年1月31日

主婦でも保育士は目指せる?主婦に資格取得をおすすめする理由とメリットを解説


「子育てがひと段落した後は社会復帰したい」と考えている主婦の方もいらっしゃるでしょう。しかしブランクがあったり、家事や子育てと両立しながら働けるのかと不安を覚えたりしている方も多くいます。そのような方は、家庭と両立しながら自身の経験を活かして働ける保育士を目指すのがおすすめです。現在保育士の資格を持っていなくても、これから取得することもできます。

本記事では、保育士として復職できるのかや復職するメリット、事前に行うべきポイントについて解説します。これから保育士への復職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

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主婦でも保育士になれる?

 
保育士は、主婦でも目指すことができます。ただし保育士になるには保育士資格が必須です。養成校に通ったり教材を使用して独学したりして、家事や育児に忙しい中でも勉強する時間を確保することが求められます。
 
保育士になりたいなら、自分に合った勉強法で資格取得を目指しましょう。
 

主婦に保育士資格取得がおすすめな理由

 
世の中には民間資格から国家資格までさまざまな資格があり、資格を活かした職業が多く存在します。その中でも保育士という職業は、特に主婦に向いています。
 
ここからは、保育士資格の取得が主婦におすすめな理由をご紹介します。
 

子育ての知識や経験を役立てられる

 
主婦に保育士資格の取得がおすすめの理由の一つに、子育ての知識や経験を役立てられることが挙げられます。保育士試験には筆記と実技があり、中にはこれまでの経験と深く関係する分野の問題もあるからです。
 
例えば、「子どもの食と栄養」という分野の筆記試験では、離乳の進行や妊産婦のための食生活指針に関するものなどが過去に出題されています。これまで経験した中で身に付けてきた知識があるため、勉強が進みやすいはずです。
 
また保育士になった後も、保護者に対して自身の体験に基づいたアドバイスをしたり、子どもに対して我が子に接してきた経験を活かした対応ができたりもするでしょう。
 
※参考:全国保育士養成協議会.「令和5年筆記試験(前期)問題・正答」.
 

幅広い施設や職種で活かせる国家資格である

 
保育士資格が幅広い施設や職種で活かせる国家資格であることも、主婦に保育士の資格取得をおすすめする理由の一つです。
 
保育士といえば、主に保育所での勤務を想像する方が多いかもしれません。しかし保育士が活躍できる場所には、託児施設や放課後等デイサービスなどさまざまな施設があります。また最近はベビーシッターの他、0~2歳児を対象として少人数制の保育を行う保育ママなど、個人事業主として活躍できる場も増えてきました。豊富な選択肢の中から働く場所を選べるため、家庭の事情に合わせて仕事に復帰しやすくなっています。
 
また、資格の取得しやすさも魅力の一つです。幼稚園教諭の場合は短期大学や大学などの教育課程を終了しなくてはなりませんが、保育士は保育士試験に合格すれば取得できます。学校に通うのが難しい主婦の方でも、取得可能です。もちろん、保育士資格を独学で取得する自信のない方は、大学や専門学校に通学して保育士資格を取得することも可能です。
 

何歳からでも目指せる

 
何歳からでも目指せることも、主婦に保育士資格の取得をおすすめする理由です。保育士試験の受験資格には、年齢制限がありません。そのため子育てがひと段落してから目指すことも可能です。
 
子ども関係の仕事に就いたことがない方でも、問題ありません。過去に社会人として働く中で身に付けたコミュニケーション力をはじめとする対人スキルは、保育士の仕事でも役立ちます。社会経験や子育てで培ってきた力を活かせる主婦の場合、保育士資格を取得後も仕事を始めやすいでしょう。
 

主婦が保育士の仕事を始めるメリット

主婦が保育士の仕事を始めるメリット
保育士の仕事には、主婦が社会復帰をする場としてのメリットがたくさんあります。ここからは、主婦が保育士の仕事を始める主なメリットをご紹介します。
 

働き方が選べる

 
主婦が保育士の仕事を始めるメリットとして、働き方が選べることが挙げられます。保育士は正社員の仕事も多いですが、パート・アルバイトや派遣、時短勤務など、正社員以外の働き方もたくさんあります。家庭の状況に合わせた無理のない勤務日数や時間で働けるため、家事や育児との両立もしやすいはずです。
 

自治体からの支援が手厚い

 
自治体からの支援が手厚いことも、主婦が保育士の仕事を始めるメリットの一つです。近年は保育士の需要が高まっているため、保育士を増やす政策の一環として保育士を目指す人に対して各自治体がさまざまな支援や制度を用意しています。
 
例えば、保育士養成施設に在学する方に対して無利子で修学資金の貸付を行う「保育士修学資金貸付」や、保育士試験による資格取得を目指している方に対して講座の受講費用を一部補助する「保育士資格取得支援事業」などです。
 
東京都が行っている保育士修学資金貸付の場合、月額5万円以内(総額120万円以内)の修学資金の貸付を原則2年間受けられます。なお、東京都内の指定の保育施設で卒業後5年間働くと、資金の返還は不要です。
 
千葉県船橋市が行っている保育士試験による資格取得支援事業補助金の場合、保育士試験受験講座の受講にかかる面接・授業料、教科書代、教材費などの費用の補助が15万円まで受けられます。なお、この制度を使用する場合、取得後1年間は保育士としての勤務が必要です。
 
資格取得後、一定期間の勤務予定がある方は、自治体の支援や制度を活用すると金銭的負担を抑えて資格を取得できます。
 
※2023年12月時点の情報です。詳細については各自治体のホームページをご確認ください。

※参考:東京都社会福祉協議会.「保育士修学資金貸付事業」.

※参考:船橋市.「保育士試験による資格取得支援事業補助金のご案内」.
 

保育士資格を取得する方法

 
主婦が保育士資格を取得するには、いくつかの方法があります。挫折することなく資格を取るためにも、ご自身に合う方法で取得を目指しましょう。
 
ここからは、保育士資格を取得する代表的な方法をご説明します。
 

専門学校に通いながら勉強する

 
保育士資格を取得する代表的な方法の一つに、専門学校に通いながら勉強する方法があります。専門学校の場合は、保育に関する勉強だけでなく、保育所や施設を見学したり、実習で実践的な学びを得たりすることが可能です。また資格取得に必要なカリキュラムが組まれており、国家試験の受験が免除されることも魅力です。
 
学校によっては社会人や主婦が通えるようなコースを設けられており、例えば週3日のみ学校に通ったり、14時30分までに授業を終えたりすることもできます。家事や育児で長時間学校にいるのが難しい方でも、学校に通いながら勉強が可能です。
 
専門学校に通学して保育士資格の取得を目指す場合は、選ぶコースにもよりますが、取得までの期間はおよそ2~3年です。卒業までにかかる学費は、平均200万円ほどとなっています。ただし学費については専門学校によっても異なるため、詳細については専門学校のホームページなどで確認するようにしましょう。
 

独学で保育士試験に合格する

 
保育士資格を取得するには、独学で保育士試験に合格する方法もあります。学校に通学して取得を目指す場合に比べると、独学の場合は学費を抑えられ、通学の手間がないのが魅力です。市販のテキストや通信講座、e-ラーニングなどを使用するのみで勉強できるため、かかる費用は高くても数万程度で済みます。
 
保育士試験では、8科目の筆記試験と2分野の実技試験が実施されます。筆記試験に関しては、一度合格した科目が3年間有効になるため、2年ほどかけて全ての科目に合格することを目指す方もいます。もちろん勉強にまとまった時間を取れるのであれば、1年で全ての科目の合格を目指すことも可能です。
 
保育士試験に合格するまでに必要な期間は、一般的に1年ほどです。保育士試験の筆記試験は4月(前期)と10月(後期)に実施されており、年2回受験するチャンスがあります。一方で実技試験は、筆記試験の合格者を対象に、6月頃と12月頃に行われます。
 
※参考:全国保育士養成協議会.「保育士試験とは」.
 
なお、主婦が保育士試験で資格取得を目指す場合は、取得までの道のりが最終学歴によって変わります。短期大学や大学を卒業している方は、保育や教育学部以外の学科だったとしても受験資格を得られます。保育と関係のない専門学校を卒業している方は、学校教育法に基づく学校であり、かつ修業年数が2年以上のカリキュラムであれば受験が認められています。
 
最終学歴が高校卒業の方は、卒業年度が1991年3月31日以前であれば保育士試験の受験の資格を得られます。法改正に伴い、それ以降の方は受験資格がありません。受験資格を得るためには、児童福祉施設で2年以上、かつ総勤務時間数2,880時間以上の条件を満たすことが必要です。
 
中学校卒業が最終学歴の方は、保育士試験の受験資格はありません。ただし、児童福祉施設で5年以上、かつ総勤務時間数7,200時間以上の条件を満たせば受験が認められます。保育士の資格がなくとも保育補助として働くことは可能なため、働きながら勉強を進めていくといいでしょう。
 
※参考:全国保育士養成協議会.「受験資格について」.
 

保育士試験の難易度は?

 
保育士試験は、さまざまな資格の中でも難易度の高い試験です。2022年度の保育士試験の実施状況を確認すると、合格率は20~30%ほどとなっています。保育士試験の難易度が高い理由には、受験科目数の多さや独学での実技試験対策の難しさなどが挙げられます。先述した通り、筆記試験は8科目と多く、合格したとしても有効期限が定められています。計画的に勉強を進めて着実に合格した科目を増やさなければ、なかなか資格を取得できません。
 
また筆記試験で全ての科目に合格したとしても、次は実技試験があります。実技試験は、音楽・造形・言語の3分野から2つを選択して受験します。ピアノやギターなどを使って弾き歌いをしたり、子どもがいると想定して素話(絵本や紙芝居を使わずに語りだけで物語を伝える)をしたりする必要があるため、それなりに練習が必要です。そのため専門的な内容を独学でマスターすることに、難しさを感じる方もいます。
 
保育士試験で資格取得を目指す場合は、筆記試験とともに実技試験の対策も行い、練習時間をしっかり確保することが重要です。
 
※参考:子ども家庭庁.「保育士試験の実施状況(令和4年度)」.
 

まとめ

世の中には民間資格から国家資格までさまざまな資格がありますが、主婦が取得するのにおすすめの資格は保育士資格です
世の中には民間資格から国家資格までさまざまな資格がありますが、主婦が取得するのにおすすめの資格は保育士資格です。保育士は保育所をはじめ、放課後等デイサービスや託児施設などさまざまな施設で勤められる上に、正社員やパート、時短勤務など働き方も多様にあります。家事や子育てと両立しやすい働き方ができるため、無理なく社会復帰を目指せるでしょう。また子どもに寄り添った対応をしたり、保護者目線に立ったアドバイスをしたりと保育士として働く中で自身の子育て経験を活かせることもメリットです。
 
保育士資格を取得する方法は、独学か学校に通うかの2つに分かれます。独学でも保育士資格の取得が可能ですが、独学での勉強に不安がある方は学校に通うのがおすすめです。
 
日本児童教育専門学校では、さまざまなキャリアの方が通いやすいよう複数のクラスを用意しています。通学日数が少ない「週3日クラス」やお昼過ぎまでで授業が終わる「時短クラス」は、主婦の方でも通いやすくなっています。学校に通って保育士資格の取得を目指したい方は、日本児童教育専門学校で学んでみてはいかがでしょうか。
 

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