保育士コラム
保育士コラム
公開日:2021年12月08日 更新日:2024年2月23日
子供を相手にする仕事には保育士の他に、児童指導員という仕事もあります。保育士と児童指導員は働く場所や扱う対象となる子供、必要な資格の種類が異なります。子供の面倒を見る仕事に就きたい方は、この2つの仕事の違いを把握しておくと良いでしょう。
今回は、保育士と児童福祉士の共通点や違い、それぞれの仕事内容や勤務先について紹介します。この記事を読めば両者の違いが分かり、自身のキャリアを考える上でヒントになるでしょう。
目次
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保育士と児童指導員は、どちらも密接に子供と関わる必要がある仕事です。保育士と児童指導員はがよく似た職種だと言われるのは、子供と関わり合うという共通点があるためです。
子供と生活を共にし、社会生活を営む上で必要な生活習慣や知識を身に付けるためにサポートしていきます。
保育士と児童指導員では、働く場所や扱う子供の年齢、資格などが異なる点が特徴です。働く場所については、保育士は一般的に保育園で働きますが、児童指導員は児童発達支援センターや障害児入所施設などの児童福祉施設で勤務します。
また保育士と児童指導員は、担当する子供の年齢も異なります。保育士は未就学児の0~6歳児を対象とするのに対し、児童指導員は0~18歳まで幅広い年代を対象とします。働く施設によって、乳児院は1歳未満、児童養護施設では1~18歳までの児童が対象です。
保育士資格を得るには国家試験に合格するか、厚生労働大臣が指定する養成機関を卒業しなくてはなりません。対して児童指導員になるには、児童指導員任用資格の取得が求められます。
子供を相手にする仕事として真っ先に思い浮かぶ人も多い保育士。家庭や仕事の事情で子供を見ることができない保護者に代わって、未就学児の保育を行います。ここでは、保育士のなり方や具体的な仕事内容、主な勤務先について紹介します。
保育士の仕事に就くためには、保育士の資格を取る必要があります。厚生労働大臣が指定する保育士養成学校に通う場合、必要な科目を履修すれば、卒業と同時に資格を得られます。保育士養成学校には通信制もあるので、働きながらでも資格の取得が可能です。
国家試験を受けて保育士の資格を取る場合、受験資格を満たさなければ受験できません。学歴の要件はありますが、年齢や性別によって受験が阻まれることはありません。
生涯学習のユーキャン.「保育士になるには|資格取得方法や、保育士のメリットまで詳しく解説」.
https://www.u-can.co.jp/%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB/column/column05.html,(参照2021-10-13)
保育士の基本的な仕事内容は保護者の都合で子供の面倒を見るのが難しい時間帯に、0~6歳児の世話をすることです。園によって、対象となる子供の年齢は異なります。
具体的な仕事内容は、食事や排せつ、着替えなどの身の回りの世話、散歩や外遊び、お遊戯、本の読み聞かせなどです。また子供1人ひとりの保育園での様子や体調の変化などを保護者へ伝えるために、連絡ノートを記載します。夕方や夜になって迎えに来た保護者に子供を引き渡して、1日が終わります。
保育士は体調の変化や事故の防止に気を配りながら、1人ひとりが健全な発達を遂げるよう、教え導いていかねばなりません。可愛い子供たちと遊ぶ楽しい仕事の反面、精神的・肉体的にもハードな職種です。
保育士の勤務先には保育園のほか、母子生活支援施設や児童厚生施設、企業内の保育施設などさまざまな場が挙げられます。とはいえ、一般的な保育士の勤務先といえば、保育園です。ここでは保育園の詳細や働き方について解説します。
保育園は保護者からの申し込みにより、家庭に代わって子供を保育する施設です。児童福祉法を根拠とする児童福祉施設でもあります。
保育園では子供の健全な発達や適切な施設運営を実現するため、法律や通知によって必要な基準が設けられています。
全国保育協議会.「保育園を知ってください」. http://www.zenhokyo.gr.jp/hoikuen/kiji/ho-1.htm,(参照2021-10-13)
保育園に勤務する保育士は、子供の世話以外にも保護者に対する育児上のアドバイスや、行事の企画・運営、地域イベントとの連携なども担当する場合があります。
また保育園は、乳幼児の子供の年齢や月齢によって成長の度合いが大きく変わることも特長です。扱う子供の年齢が1つでも違えば、業務内容が変わってきます。
児童指導員は児童福祉施設に入所する子供の身の回りの世話や療育、生活指導などを行う仕事です。児童福祉施設の入居者は親からの虐待を受けた過去があったり、知的障害や発達障害を抱えていたりするので、きめ細やかな対応が必要です。
ここでは児童指導員のなり方や仕事内容、働く施設について解説します。
児童指導員になるためには、児童指導員任用資格の取得が求められます。任用資格とは、取得しなければ特定の職種に就けない資格であり、厚生労働省が指定しています。
児童指導員の資格取得には試験を受ける必要がありません。条件を満たした上で厚生労働大臣や児童指導員に対して申請し、受理されれば資格を得られます。
ただし、児童指導員になるために必要な条件には、幼稚園や小学校などの教員免許の保有、社会福祉士や精神保健福祉士の資格の保有、大学や大学院における社会福祉学や心理学などの修了などがあります。
児童福祉事業で一定期間以上の業務経験がある場合でも要件を満たせるので、保育士で働きながら児童指導員を目指したい方はこちらのルートもおすすめです。
児童指導員は、児童福祉施設で生活する0~18歳未満の子供を、保護者の代わりとなって世話するのが主な仕事です。施設に入所している子供は、家庭の事情で保護者が面倒を見ることができなかったり、障害を持っており養護を必要としていたりと事情はさまざまです。
具体的な仕事内容としては、基礎的な生活習慣を身に付けるための指導、団体行動やスポーツを通した自主性や協調性を養うサポートなどが挙げられます。
障害を持っている子供に対しては、障害の種類や特性に応じて療育も担います。また子供がより安定した生活を送るために、保護者や学校ともうまく連携していかねばなりません。保護者と定期的に面談を実施し、子供の引き取りについて相談するケースもあります。
ここでは児童指導員が働くことができる勤務先を紹介します。児童指導員の主な勤務先には、児童発達支援センターや障害児入所施設などが該当します。各施設の特徴について、見ていきましょう。
児童発達支援センターは、障害児の療養や家族のサポート、地域支援などの機能を持ち合わせた児童福祉施設です。専門的な知見を持っているので、その他の障害児を預かる施設に対して助言やアドバイスを行うケースもあります。
地域における中心的な障害者療養施設として位置づけられています。保育所への訪問支援や医療機関や保健所などの専門機関との連携にも積極的です。
障害児入所施設は家庭での養育が難しい身体障害や知的障害、精神障害、発達障害を持つ子供を預かる施設です。児童指導員の仕事としては食事、排せつ、入浴など身の回りの世話に加え、日常生活で必要な知識や生活習慣の習得を支援します。
保育士と児童指導員は、子供に密接に関わる仕事という点が共通しています。ただし扱う子供の対象や働く場所、職業に就くために必要な資格などが異なります。
例えば保育士は6歳未満の未就学児を担当するのに対し、児童指導員は18歳未満の子供の面倒を見るのです。
保育士と児童指導員には特有の大変さがあり、一概にどちらを目指した方が良いと断言するのは難しいです。仕事内容やなるためのルート、将来のキャリアプランなどを考慮し、自分に合った職業を選びましょう。
日本児童教育専門学校Japan Juvenile Education College
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