保育士コラム
保育士コラム
公開日:2023年2月17日 更新日:2024年8月30日
仕事を始めたい方の中には、子育て期間をブランクだと引け目に感じている方もいるかもしれません。育児休業中のお母さんからは、「仕事についていけなくなったらどうしよう」と焦りを感じる声もよく聞きます。しかし、子育て中はさまざまなスキルが身に付けられる期間です。子育てを通して得たスキルを活かせる仕事も多く存在します。
今回は、子育て経験者だからこそ得られるスキルとは何かを解説します。併せて子育て経験を活かして働ける仕事も7つご紹介するので、ぜひ最後まで読んで今後の参考にしてください。
目次
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子育て中は仕事に役立つスキルが身に付いています。なぜなら、忙しい毎日の中で思い通りにいかない子どもを育てる以外に、料理や掃除などの家事、子どもの行事、ママ友や実家との付き合い、地域の活動など膨大なマルチタスクを同時にこなさなければならないからです。
このようなスキルは個人的なこと以外にビジネスにも活用でき、さらに資格にも匹敵するスキルです。子育てをブランクと捉えず、自分には仕事に活かせるスキルが身に付いていると自信を持ちましょう。
社会人からキャリアチェンジで保育士へ
では、子育てを通して得られるスキルを具体的にご紹介します。主なスキルは以下の5つです。
● 段取り力
● 決断力
● 忍耐力
● 柔軟性、寛容性
● コミュニケーション力
それぞれ分かりやすく解説します。
1つ目は段取り力です。段取り力とは数多くのタスクをもれなく対応するために、優先順位を付けられるスキルです。
子どもが生まれたばかりのころは、授乳、おむつ替え、離乳食や幼児食作り、室内遊びや公園遊びなど一日中子どもの世話をすることが多いもの。それに並行して家事や家の雑務をこなしていくため大忙しです。汚れた食器を溜めてしまったり、洗濯物が追いつかなかったりすることもあるでしょう。
限られた時間の中で何をどのように処理していくのかを考えながらPDCAを回していくうちに、段取りを組んで行動できるようになります。自分で順番を判断して育児と家事の膨大なタスクを同時にこなす力は、業務をスムーズに進めていく場面でも役立つでしょう。
また、子育て中は子どもの体調不足など予期せぬ出来事にも臨機応変に対応しなければなりません。段取り力に加えてトラブルシューティングスキルも磨かれていきます。
決断力とは、自分自身で責任をもって物事を意思決定できるスキルのことです。
子育て中は意思決定の連続です。やらなければいけないタスクが次々を発生しても、一日の時間は限られているため、すべてを完璧に対応できないこともあるでしょう。自分で取捨選択してどれかを捨てる機会も多く経験します。
例えば、食事はいつも手作りで用意していても、「今日は健康診断に出かけて忙しいから、昼食はレトルトで代用しよう」のような例が挙げられます。また夜中に子どもが高熱を出した場合、インターネットなどで調べ、自己判断で市販薬を飲ませるのか、救急へ連絡するのか、明日までそのまま様子を見るのかなど判断して決めるといったケースも該当するでしょう。
忍耐力とは、理不尽や不条理なことに対して忍んで耐えられる力を指します。
どのような子どもも親の思い通りにはいきません。一生懸命手作りした離乳食をひっくり返したり、日中外で遊ばせても夜寝なかったりと、子育てはこうしたらこうなるはずという考えが通じない場面が多くあります。
しかし、ほとんどのお母さんはロジカルに物事が進まなくても、愛すべき存在の子どもに寄り添います。すると、自ずと我慢する力やが養われ、忍耐力が磨かれていくのです。仕事をする上でも辛いことやうまくいかないことがあるでしょう。そのような場面でも忍耐力があれば乗り越えていく力になるはずです。必要
柔軟性とは場面や変化に応じて、適切に対処できるスキルのことです。子育て中は予測できない子どもの行動に付き合うだけでなく、ママ友・ご近所など幅広い年齢の方や価値観の違う方との関わりも増えます。その中で思い通りにいかない状況をなんとか切り抜ける経験を重ねるとと、柔軟に対応する力が身についていくでしょう。
柔軟性と似ていますが寛容性も磨かれます。寛容性とは、自分と違う行動や考えを持つ他者を受け入れられる能力を意味します。小さい子どもは大人にとって不都合な行動をするものです。そんな行動に対応できる寛容さは職場での人間関係への考え方にも反映できるはずです。
コミュニケーション能力とは、対人的なやりとりでお互いの意思疎通をスムーズに行うためのスキルです。子育て中は家庭の状況や価値観が違う方と関わる場面が多く想定できます。そして、価値観が違っても幼稚園・保育園の係活動などで一緒になれば、意思疎通しなければなりません。試行錯誤しながら今までとは違った付き合いを通して、コミュニケーション力が身に付きます。
また、子育て中は1対1だけでなく、クラスやママ友グループなど大人数でのコミュニケーションも経験します。そのような経験は、チームワークが求められる場面で活かせるでしょう。
子育て経験を活かせる仕事は多くあります。その中でもおすすめの仕事は以下の7つです。
● 保育士
● 保育補助
● ベビーシッター
● 学童指導員
● 幼児教室の先生
● 家事代行
● Webライター
それぞれ詳しく紹介します。
保育士とは専門的知識や技術を持って、児童への保育と保護者への保育に関する指導を行う職種です。保育士として働くためには、国家資格である保育士資格取得が必須になります。子育て経験だけでは保育士になれませんが、保育士資格は専門的な学校に通わなくても、資格スクールや通信講座で取得を目指せます。
また、保育士は子育て経験がすぐに活かせる仕事です。保護者に寄り添ったサポートができると自信を持って働く方もいるようです。子育て経験後、さらに資格を取得して専門知識を得れば採用に有利な強みとなるでしょう。
資格取得が難しいと感じる方は、保育補助の仕事がおすすめです。保育補助は保育士の指示に従い、保育士や保育園のサポート業務を行う職種です。そのため、保育士資格がなくても保育園で働けます。応募資格が子育て経験のみの場合もあります。
保育補助の業務内容は保育士とほぼ同じですが、担任を任されることはありません。また、保育士の専門学校に通わなくても、一定の条件を満たせば保育士資格の受験資格が得られます。子育てや家事の経験を活かして保育の仕事をしたい方や、保育士資格取得を目指したい方に向いているでしょう。
ベビーシッターとは、自宅や民間の託児所、企業などで自分や両親などの身内以外で0歳〜12歳までの子どもの保育を行う人を指します。ベビーシッターの仕事も育児経験をそのまま活かせる仕事です。必須な資格はないため、資格を持っていなくてもベビーシッターとして働けます。
資格としては、公益社団法人全国保育サービス協会が認定する認定ベビーシッターがあります。
ベビーシッター会社に就職、もしくはベビーシッターのマッチングサービスに登録して働く方が多いようです。その他、個人事業主として依頼を受ける方もいます。
学童指導員とは、保護者が就労などで家庭に不在の小学生に対して放課後や土日、長期休み中に生活や遊びの場を提供して子どものサポートを行う仕事です。働くのに、特に必要な資格や学歴はありません。しかし、保育士や幼稚園教論、社会福祉士、教育免許などの有資格者は優遇されます。
学童指導員は小学生を支える仕事のため、年齢問わずチャレンジできます。比較的高齢でも正規社員になれる場合があるので、子どもが自立して時間がある方にもおすすめです。また、学校がある日は午後からの勤務が基本なので、家庭との両立もしやすいです。
幼児教室の先生とは自宅の他に幼稚園や保育園、こども園などで子どもたちに文字や言葉、数字、知恵、英語などを教え指導する先生を指します。その他、絵画やピアノなどさまざまな種類の教室があります。特に必須の資格はありませんが、先生として必要な知識を身に付けるための研修などを受ける場合も多いようです。
自分が経験してきた子育てに加え、自分の強みを活かして働きたい方は幼児教室の先生に向いています。企業によって研修内容やサポート体制、働き方などが違うため、自分に合った企業や幼児教室が見つけられるといいでしょう。
家事代行とは依頼者の自宅に訪問して、料理や洗濯、掃除などの日常の家事を代行する仕事を指します。その他、子どもの送り迎えや食料品の買い物などを担当することもあります。そのため、家事代行は家事経験だけでなく、子育て経験で得た段取り力などが活かせるでしょう。
現在、家事代行を利用する方も増えており、部屋の掃除や料理の作り置きの依頼が多くなっています。また、共働き家庭の利用も多いので、依頼者である保護者の気持ちに寄り添って仕事ができるでしょう。家事が得意な方や家庭的なスキルを活かしたい方に向いています。
Webライターの仕事をする方も増えています。Webライターとは、Webサイト上の文章を書く仕事のことです。仕事内容は多岐にわたり、企業のコラム記事からWeb広告、ECサイトや求人サイトなどがあります。インターネット環境があり、文章を書くことができればどのような人でも挑戦できる仕事です。
子育てを通して感じたことや知識、経験を生かせば、子育てコラムの記事を担当するチャンスもあるでしょう。
Webライターは在宅でできる仕事のため、通勤や人間関係などに悩む機会がありません。育児や家事と両立でき、すきま時間も有効活用できます。
子育てと仕事は切り離して考えがちですが、そんなことはありません。膨大なタスクに優先順位を付け、責任を持って実行できるスキルはビジネスにも役立ちます。
特に子育ての経験を活かしながら、安定した収入を得て長く働きたいという方には保育士などの資格取得がおすすめです。現在は、社会人の方や家庭と両立したい方に合わせたスケジュールで学べる専門学校が多数あります。
その中でも日本児童教育専門学校では、関東で唯一夜間2年で保育士資格が取得できるなど、時間帯を選んで学べる環境が充実しています。就職サポートも手厚く、就職率が高いのも魅力です。興味がある方は、仕事を始める第一歩としてぜひ資料請求をしてみましょう。
日本児童教育専門学校Japan Juvenile Education College
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