保育士コラム
保育士コラム
公開日:2023年4月12日 更新日:2024年3月15日
子どもとの関わり方が上手な保育士は、子どもと信頼関係を築けるため保育士生活が充実します。しかし、どのような点に気をつけて子どもと関わればいいのかをご存じではない方もいらっしゃるでしょう。
子どもに好かれる保育士の8つの特徴を順に紹介します。
目次
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子どもとの関わり方が上手な保育士は、子どもと信頼関係を築けるため保育士生活が充実します。しかし、どのような点に気をつけて子どもと関わればいいのかをご存じではない方もいらっしゃるでしょう。
子どもに好かれる保育士の8つの特徴を順に紹介します。
子ども目線になれる保育士は、子どもから好かれやすいです。子どもと話すときは、目の高さを合わせるよう心がけましょう。大人と子どもでは目線の高さが大きく異なるため、見下すように話すと、子どもに威圧感を与えてしまう恐れがあります。
目線を合わせて話すことで子どもは大人の表情がよく見えるようになり、威圧感を覚えにくくなります。そのため、大人よりも背が低いという子どもならではの目線に配慮すると、子どもとの距離がぐっと近づきます。
これまでなかなかコミュニケーションを取ってくれなかった子どもも、よく話してくれるようになるかもしれません。
子どもと関わるときは、できるだけ笑顔を心がけましょう。子どもは、周囲の環境や大人の感情にとても敏感です。そのため、保育士が怖い顔や疲れた顔をしていると不安になってしまいます。
仕事中は大変なこともたくさんありますが、イライラしたまま子どもに接するのは避けましょう。気持ちがいっぱいになってしまっているときは一呼吸し、なるべくリラックスすることが大切です。気持ちが落ち着けば、自然と表情も柔らかくなるはずです。
保育士がリラックスして笑顔で過ごしていると、子どもも安心して楽しく過ごせます。
子どもに好かれる保育士は、子どもと一緒によく遊ぶという共通点があります。一緒に遊んでくれる保育士は、子どもにとって遊び仲間のような存在です。誘った遊びに参加してくれるのはもちろん、保育士の方から積極的に遊びに参加してくれると子どもはうれしくなります。
遊ぶ際のポイントは、保育士自身も遊びをとことん楽しむことです。子どもは、保育士が本当に楽しんでいるのかどうかを見抜きます。そのため「また一緒に遊びたい」と思ってもらうためには、新しい遊びを提案したり一緒にルールを考えたりし、子どもと同じように楽しむことが大切です。
「先生も楽しんでいるよ」という気持ちは、どんどん伝えていきましょう。
スキンシップが上手な保育士は、子どもに好かれやすくなります。お互いの温かさを感じて、安心感を覚えるからです。抱っこしたり手をつないだりする他、おでこをくっつけたりするのもおすすめです。
子どもは保育士の愛情や包容力を感じると、つい甘えたくなってしまいます。そのため、愛情表現が豊かで上手な保育士には子どもが集まってきます。
ただし、来てくれるからといって同じ子どもとばかり接していてはいけません。いろいろな子どもと満遍なくスキンシップをとり、「みんな大好き」というメッセージを表現していくことが大切です。
社会人からキャリアチェンジで保育士へ
子どもは、自分の話を聞いてもらうことが大好きです。保育士がきちんと話を聞いてくれるとうれしくなり、何度もお話に行きます。言葉がスムーズに出なかったり、うまく表現できなかったりする場合もありますが、子どもの話は最後まで目を見てしっかり話を聞くよう心がけましょう。
話を聞くときのコツは、目を見ながら相槌を打つことと、「すごいね」「おもしろいね」など話に対して反応することです。作業やよそ見をしながら聞いてしまうと、「先生が話を聞いてくれていない」「話が面白くないのかな?」と子どもも悲しくなってしまいます。
思い込みや勘違いをしてしまったときに子どもにきちんと謝れる保育士は、誠意が伝わり、子どもからの信頼を得やすくなります。
大人でも間違えることはあります。そんな時に相手から「ごめんね」の一言があるのとないのでは、自分の気持ちも変わるものです。子どもに対しても同じで、保育士が何か間違ってしまったときは誠実な対応をすることが大切です。
また保育士が謝る姿を見せることで、謝り方のお手本にもなります。子ども同士でトラブルが起きたときに保育士の姿を思い出し、子どもも素直に謝れるようになるかもしれません。
子どもに好かれる保育士は、子どもの小さな変化によく気が付く人が多いです。自分の変化に気付いてもらえると、大人でもうれしいものです。子どもも同様に、新しい服や靴下、髪型など小さな変化に気付いてもらえるとうれしくなります。そのため「もっとほめてもらいたい!」と、先生に好意を持つようになります。
髪型や持ち物以外にも、「靴が上手に履けるようになった」「一人でトイレに行けるようになった」など、できるようになったことを見つけてあげるのもよいでしょう。変化に気付いたときは、積極的に声をかけてあげてください。
ほめることは、子どもが成長する上でとても大切です。自己肯定感を高めたり、物事に対して意欲的に取り組んだりする糧になるからです。できたことだけでなく、その過程にも目を向けてたくさんほめてあげてください。
例えば、毎日鉄棒の練習を頑張っている、苦手な野菜を食べてみようとした、上手に言えなかったけど言葉で伝えようとしたなどです。頑張っている事柄に目を向けてもらえると、「次も頑張ってみよう」と子どももやる気が出ます。
一人ひとりの成長に目を向けて、いつでも肯定的な声かけを心がけましょう。
子どもに好かれる保育士がいる一方で、なかなか子どもと打ち解けられない保育士もいます。実は子どもが近寄ってこない保育士にも、いくつかの共通点があります。
ここからは、子どもを遠ざけてしまう保育士の4つの特徴を紹介します。
えこひいきは、子どもを遠ざけてしまう行動の一つです。子どもは、保育士の態度から自分がどのように思われているのかを敏感に察知します。「先生に好かれていないな」と感じてしまうと、その保育士にはあまり近寄りません。
慌ただしい日々の中で、すべての子どもと平等に接する時間を確保するのはなかなか難しいものです。しかし、近寄ってくれる子とばかり関わりを持つのは保育士としてNGです。
個性的で関わり方が難しい子や、自分からは話しかけてこない控えめな子にも目を向け、どの子にも平等に関わりを持つようにしましょう。
保育士が無表情や怖い顔をしていると、子どもは怖がってしまいます。また疲れやストレスが溜まってしまうとため息が出ることもありますが、子どもはそのような様子も見ています。
元気のない保育士の姿は、子どもたちに不安を与えてしまいます。日中の活動や遊び、食事や午睡の対応など、たくさんの業務に追われて無意識に表情が暗くなってしまうこともあるかもしれませんが、できるだけ元気で明るい表情を心がけましょう。
怒り口調や命令口調は、子どもに威圧感を与えてしまいます。怖い先生のイメージがついてしまうため、子どもとの距離が縮まりにくくなります。悪い行いをした時には叱ることも大切ですが、萎縮してしまうような言葉づかいや命令するような言い方をしないよう注意が必要です。
叱る時には「どうしてやってしまったのか」「どのような気持ちになったか」「次はどうするとよいのか」を尋ね、子ども自身で考えながら出来事を振り返ることが大切です。そうすると気持ちの整理もでき、次からは子ども自身で気付いて行動できるようになります。
子ども同士のトラブルが起きたとしても、すぐに謝れない子どももいます。そんな時に謝ることを強要されると、子どもは気持ちの整理ができなくなったり、泣いたりすることがあります。また、保育士に対しても不信感を抱いてしまうでしょう。
「ごめんね」と言えればその場はスムーズに収まるかもしれませんが、子どもが納得できていなければ解決したとは言えません。子どもの気持ちの整理がつき、謝る大切さやどうするべきかをきちんと理解した上で、子ども自ら謝れるようにサポートしてあげることが大切です。
子どもに好かれる保育士の特徴は、元気で笑顔、子ども目線を大切にした対応などでした。しかし、これらを自然と行うためには、保育士自身に心の余裕がないとなかなかできません。余裕を持つためにも、まずは気持ちをうまくコントロールする必要があります。
スムーズに保育が進まずついイライラしたり、ミスして焦ったりしているときは、深呼吸をしてみましょう。頭も心も落ち着き、少し余裕ができるはずです。そこで子どもたちに目を向け、子どものことが大好きな気持ちを改めて思い出してみてください。きっと優しい気持ちになれます。
新しい園に勤め始めたばかりの頃は、保育に余裕が持てないかもしれません。自信がなくなってしまうこともあるかもしれませんが、園の方針ややり方を覚えたら余裕が持てるはずです。諦めずに、あなたのペースで取り組んでいきましょう。
子どもに好かれる保育士は、自然と子どもがよろこぶ対応をしています。例えば、目線を合わせて話す、元気いっぱい一緒に遊ぶ、小さなこともほめるなどです。
威圧的な態度や強い口調、子どもへの不平等な態度は避けましょう。肯定的な言葉や態度の方が、子どもに安心感を与えられます。
子どもに好かれる保育士になりたい方は、日本児童教育専門学校で学んでみてはいかがでしょうか。子どもが好きな絵本や手遊び、一緒に楽しめる人形遊びの方法など、子ども目線で楽しめる遊びを学べるカリキュラムが整っています。
実習前に保育現場での体験やボランティアなども経験でき、自信を持って実習に臨めます。
日本児童教育専門学校Japan Juvenile Education College
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