保育士コラム
保育士コラム
公開日:2020年5月29日 更新日:2023年4月12日
子どもが好きで保育士になったものの、なかなか子どもたちが懐いてくれない…と悩む保育士さんもいます。
また、保護者とのやり取りは気を遣い、時に落ち込む原因になることも。普段から子どもたちや保護者と良いコミュニケーションを取り、クレームにも上手に対処するには、どうしたらいいでしょうか?
目次
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もし自分の子どもが怪我をした場合、何度も話したことのある先生が対応してくれた場合と、話したとのない先生が対応してくれた場合、どちらが安心感を感じられるでしょうか。
どちらも怪我をしてしまった子どものことが心配ではあると思いますが、何度も話したことがある先生が対応してくれた方が「ちゃんと見てくれたんだな」などと安心感を感じられるのではないでしょうか。
保育士は普段から保護者と良い関係を培っていると、トラブルが起きた時に対処しやすくなります。保護者と接する時間は送迎の時など短いですが、その限られた時間の中で印象を良くする必要があります。自分から挨拶をすることことや、笑顔で接すること、連絡帳などでホウレンソウを欠かさないことは基本です。
しかし普段からよく気を付けていても、小さな子どもが集まる現場では、怪我や体調不良などのトラブルが起こるのは珍しいことではありません。事前にどのようなトラブルが起こる可能性があるかを把握して、上手に対処できるように備えておきましょう。
保育園でよく起こるトラブルは、やはり子どもが関わるものです。保育園にいる間に体調が悪くなった、怪我をした、友だちと喧嘩したなどがクレームに繋がり、トラブルが起こることがあります。
他にも保育園の方針や、イベント事に対するクレームが発生しトラブルに繋がることもあります。保護者の方が保育について真剣に考えているがゆえではありますが、教育方針やご家庭の考え方と合わない部分があると、イベントの内容変更や中止の要望が来ることや、要望の対応方法に対するクレームもあるかもしれません。
子ども同士のケンカに関しては、基本的には、まずは当事者である園児同士で話す時間を設けて仲直りできるようにフォローしましょう。仲直りができてもできなくても、双方の保護者には客観的な経緯を伝えて謝罪することが大切です。
もしどちらかもしくは両方が怪我をした場合は、まずは誠実に謝罪することは必須でしょう。その後、喧嘩の内容によっては保護者と話す時間を設けるなどの対応をベテラン保育士さんや園長の意見を聞いて決めると良いでしょう。
その他にも、教育方針や設備面、保育士の対応に関してなどのすべてのクレームをまずは受け止めるようにしましょう。
その上で園長に報告し、そのクレーム通りに応じるかどうか指示を求めます。大切なのは、保護者の気持ちを理解して受け止めることです。
きちんとメモを取りながら聞くなどして、真摯に受け止めていることが分かれば、保護者からの信頼を勝ち得ることもできるでしょう。
保護者には性格別のタイプがありますので、それぞれの特性を理解して対応するようにしましょう。タイプごとに保育士に求めることが違いますので、それを見極めるようにすることが大事です。
基本的に保育園と保育士を信頼してくれていて、ほとんどのことはお任せしますと言ってくれる保護者がいます。保育士側としては面倒が少ないですが、それでもホウレンソウは欠かさず行い、さらによりよい関係を気づくことで、トラブルを防ぎましょう。
知らせるべきことはきちんと知らせ、保育園として心配なことだけではなく、子どもの褒めるべき点が見えた時なども伝えることで喜ばれます。
このタイプの保護者が一番多いかもしれませんが、それも無理ないでしょう。やはり幼い我が子を預けるというのは、様々な点で心配も発生するのです。このタイプの親には、マメな連絡を欠かさないことが重要です。
保護者から様々な質問をされる前に、些細なことでも報告するようにしましょう。
「今日こんなことができました」「〇〇をして楽しそうに遊んでいましたよ」など、子どもの様子を細かく伝えることで、子どもをしっかり見てくれていると保護者は安心することができます。
また、保育士から小まめに連絡を取ることで、保護者やその子どもを気にかけていることが伝わり、徐々に保護者の側も落ち着いてくるででしょう。
自分の子どもが一番と考えているタイプの保護者は、一番厄介なものです。理不尽な要求が多いとモンスターペアレンツとも呼ばれ、要求に応じないことでトラブルに繋がることもあります。まずは保護者の話を聞く時間を設けましょう。
返答に困った場合に、根拠のない返事をすることはトラブルのもとになるため、絶対にいけません。話しを聞かせていただいたことにお礼を言い、「園長にも伝え、後日お返事させていただきます」と伝えると良いでしょう。
後日、園長と話し合った内容を伝えるなど丁寧な対応を繰り返すことで保育士側の誠意が伝わるかもしれません。
あまりに身勝手な要求が繰り返され、自分で対応することが困難な場合は、園長や先輩保育士に対応を代わってもらうのも良いでしょう。
また、できないことを伝えるよりも、できることを提案して、保護者の意見をもとめることで、保護者のリクエストに応ようとしていることを伝えることができます。
保育園によっては、各家庭に向けての連絡帳に、その日の出来事を書いて報告しているところもあります。
それを活用することもできますし、送迎の際に、他の保育士と協力することで保護者と話をする時間を設けることもできるでしょう。
日々の心配事だけではなく、日常のちょっとした褒めるべき点、成長が見られた点などを伝えていくことによって、「ここの保育士さんは子どもをしっかり見守って大切にしてくれている」と感じてくれるでしょう。
保護者の方と何か問題について話し合う時はもちろん、家庭の事情などを話してくださった場合は、メモをとっておくようにしましょう。
後日、それを参考にして話を続けたり、問題に対処したりできるようになります。たくさんの子どもたちや家庭のことを全部記憶しておくのは難しいので、専用ノートを作っておくと便利です。
子どもたちはやはり、大人の表情をよく見ているます。いつも近づきやすい笑顔があれば、子どもたちから好かれることは間違いありません。
作り笑顔ではなく、自然な笑顔であることも重要です。子どもたちと一緒によく笑うようにしましょう。
子どもと話しをする時、できるだけしゃがんで、子どもの目線に合わせることで、子どもは先生が自分の話しを真剣に聞いてくれていると感じることができます。
また、先生から何かを伝えるときも、目線を合わせて話すことで、内容が子どもに伝わりやすくなるため、子どもとコミュニケーションが取りやすくなります。
忙しい時はつい忘れがちですが、立ったまま話すと威圧的に感じることもあるので、気を付けましょう。
大人でも子どもでも、褒められることは嬉しい経験です。それぞれの子どもたちの良い所を見つけるようにし、日常的に褒めることを習慣にしましょう。
そうすることで子どもたちは、先生といる時間が幸せで安心できるようになります。
保育士の仕事はたくさんあり忙しいですが、子どもたちと接する時には、できるだけゆっくり喋るようにしましょう。大人が感情を出してしまうと、子どもたちは敏感に感じ取ります。いつもイライラしている先生、という印象を与えないようにしたいものです。
甘え上手な子どももいますが、内気な子どももいます。様々な性格の子どもがいますが、子どもはみんな、自分のことをたくさん見てほしい、たくさん喋りたいと、なかには独り占めしたいと思っている子どももいるでじょう。
甘え上手な子どもは本人の要求に応えることで関係が築きやすいですが、内気な子には先生から話しかけるなど関わりを作ることで良い関係を築けるようにしましょう。
どの子どもにも愛情を注いでいることが分かれば、子どもたちは安心できます。
子どもたちに好かれ、保護者の信頼も得られる理想の保育士になるのは簡単ではありません。それでも専門学校でコツコツ学んだことを現場で活かしていくことで、思い描いていた理想の保育士になることができるでしょう。
日本児童教育専門学校Japan Juvenile Education College
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