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保育の豆知識

幼児教育の重要性とは?教育手法の種類や注意点も併せて解説

2021年5月17日 20:03

子どもの成長を促すために専門的な教育を行う保育士。幼児教育とは、未就学児を対象に、自主性や協調性、思考力などを磨き、より豊かに生きていくための基礎を身につける教育のことです。

本記事では、保育士の方に向けて、幼児教育の種類や行うメリットなどについてご紹介します。

 

幼児教育とは

幼児教育とは

幼児教育とは、乳児期を過ぎた1歳から6歳までの子どもに対して行う教育のことで、幼稚園や保育所による教育に加え、家庭や地域における生活を通して言語能力や身体能力、コミュニケーション能力などを身につけることも含まれています。

 

学齢期前の教育は、子どもの人格形成や思考力の土台となり、生涯にわたって影響するもの。幼児教育は、一人ひとりの特性や可能性を見出し、それらを伸ばしていくことを目的としています。文部科学省は、幼児教育について以下の通りに定義しています。

 

幼児教育は、次代を担う子どもたちが人間として心豊かにたくましく生きる力を身につけられるよう、生涯にわたる人間形成の基礎を培う普遍的かつ重要な役割を担っている。

【出典:文部科学省『幼児教育の意義及び役割』

 

幼児教育を行うことで、さまざまな経験を通して知的かつ情緒的に発達していく子どもたちの人生を豊かにするための基礎を身につけることが可能です。

 

幼児教育の種類

幼児教育の種類

幼児教育といってもさまざまな種類があり、園の教育方針によって採用されている教育方法は異なります。

自分の意向と合った園で働くためには、それぞれの特徴についてしっかりと理解しておくことが必要です。ここでは、幼児教育の種類についてご紹介します。

 

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育とは、イタリア人医師であるマリア・モンテッソーリによって考案された教育方法で、「子どもには自らを育てる力がある」という自己教育力の考え方がベースになっています。

 

モンテッソーリ教育は、子どもが持つ自己教育力に基づいて成長を促し、自立心を持った子どもに育てることを目的にしているのです。

 

シュタイナー教育

シュタイナー教育とは、オーストリア人哲学者であるルドルフ・シュタイナーによって考案された教育方法で、一人ひとりの個性を尊重し、個人の能力を最大限に引き出すことを目的としています。

 

シュタイナー教育は音楽に合わせて体を動かし、感情表現力を養う「オイリュットミー」と、描画を通して集中力を養う「フォルメン」の二つが軸となっており、教育を「感情や意思に働きかける総合芸術」と捉えている点が特徴的です。

 

七田式教育

七田式教育とは、日本人教育研究家である七田眞によって考案された教育方法で、子どもに対して一方的に知識を与えるのではなく、生まれ持っている能力を引き出し、それを磨くことを目的としています。

 

「知育」「食育」「体育」「徳育」の角度から子どもの五感に刺激を与え、IQなどのように数字で表せる認知スキルに加えて、他人への思いやりや思考力といった非認知スキルの育成が可能です。

 

石井式国語教育法

石井式国語教育法とは、日本人教育学博士である石井勲によって考案された教育方法で、リズム感がある文章構成になっている「漢字かな交じり文」と呼ばれる独自のカリキュラムを用いて学習します。

 

毎日繰り返しこのカリキュラムの読み聞かせを行うことで、自然と美しい日本語の語感が身につき、言語力や読解力を磨くことが可能です。

 

幼児教育を行うメリット

幼児教育を行うメリット

人間の脳は一生を通して成長を続けますが、学齢期前の子どもの脳は特に柔軟で、吸収力が高いことがわかっています。

幼児教育はこの特性を利用したもので、性格や運動能力などに大きな影響を及ぼすことも。幼児教育を行うメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

 

子どもの将来の可能性が広がる

幼児期の子どもの脳は、学びに限らず他者との関わりや日常生活で起きた出来事などを通して多くのことを吸収できます。
脳が柔軟な時期に幼児教育を行うことによって、集中力や好奇心を養うことができ、こうした能力はのちのち子どもの将来の可能性を広げることにもつながるのです。

 

社会性が身につく

社会性とは、他者との違いを受け入れ、それを考慮したうえで行動すること。幼児期の子どもに限らず、社会性は他者と関わるうえで必要なスキルの一つです。

幼児教育をはじめとした教育施設に通い、年齢が近い子どもたちや先生と関わることで、社会性を身につけることができます。

 

幼児教育を行う際の注意点

幼児教育を行う際の注意点

幼児教育は人間性や情緒性、学力などに必要な土台作りを行えますが、一歩間違えると子どもの成長の芽をつぶしてしまうことも。ここでは、幼児教育を行う際の注意点についてご紹介します。

 

子どもの発達段階に合わせた教育を行う

例えば、3~4歳児であれば言語能力や社会性がどんどん発達していったり、小学校入学直前の6歳児は集中力が向上し、机に座る習慣ができるようになったりします。

保育士は幼児教育の重要性をしっかりと理解し、子どもの年齢や発達段階に合った教育カリキュラムを組むことが大切です。

 

「幼児教育=難易度が高い学習」ではない

幼児教育と聞くと、小学校受験に向けて難易度が高い学習を行うと思われがちですが、これは誤りです。

幼児教育を行う目的は、子どもの人格形成や思考力の土台を作ること。机に向かって勉強を続けるだけではなく、五感を刺激し、好奇心や探求心を養うことで、子どもの可能性を伸ばすことにつながります。

 

幼児教育には子どもの人生を豊かにする可能性を秘めている!

今回は幼児教育の種類や注意点などについてご紹介しました。人間の脳は生涯を通して成長していきますが、幼児期は大脳神経系の約80%が完成するといわれるほど著しい成長を遂げます。

 

幼児教育はこの働きを利用して行うもので、記憶力の向上や集中力、知的好奇心などを養うことが実現可能です。
独自のカリキュラムを用いて幼児教育を実施している保育園は年々増加傾向にあるため、保育士の方はこれを機に幼児教育について学んでみるのはいかがでしょうか。

 

 

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