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加配保育士とは?求められることや業務内容について解説

2021年7月09日 15:36

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障がいがある子どもを受け入れる保育所の数は、年々増加の傾向にあります。厚生労働省が実施した調査によると、2018年度に保育所等で受け入れた障がいがある子どもの数は、7万人を超えました。前年と比べても、1万人以上も増えています。障がいがある子どもたちへのサポートが、今後より一層保育所へ求められていくことは明らかです。

 

※参考:各自治体の多様な保育及び障がい児保育の実施状況について|厚生労働省

 

本記事では、保育所において障がい児保育の重要な役割を担う「加配保育士」について解説します。

 

加配保育士とは、障がいがある子どもをサポートする保育士

加配保育士とは、障がいがある子どもをサポートする保育士

障がいと一口に言っても、その症状や程度にはそれぞれ違いがあります。身体的障がいでも、片足だけがやや不自由で歩行はなんとか自力でできる子もいれば、全く歩けず車椅子を必要とする子もいます。その障がいの特性や程度によって、必要なサポートも変わってくるのです。

 

加配保育士は、それぞれの子どもの障がいの状態を見極め、どういったサポートがその子に必要なのかを考えなくてはなりません。そのため、保育士の資格以外にも、障がいに関する正しい知識と理解が必要とされます。健常な子ども以上に細やかな配慮とサポートが必要となるため、障がいがある子ども2人につき加配保育士が1人配置されるのが一般的です。

 

障がいがある子どものサポート以外にも、育児への不安や悩みを抱える保護者のケア、障がいの状態に応じた個別カリキュラムの作成、福祉や行政機関と連携を取るための窓口業務など、その業務は多岐に渡ります。

 

加配保育士に求められる3つのポイント

加配保育士に求められる3つのポイント

加配保育士に求められる3つのポイントを解説します。よく理解しておくようにしましょう。

 

障がいについての正しい知識と理解を身につける

健常な子どもと比べ、障がいがある子どもは特別な配慮やサポートを必要としています。障がいの症状や程度は一人ひとり異なるため、その子がもつ障がいの特性をよく理解し、適したサポートは何かを考えていきます。

 

たとえば、人とのコミュニケーションが苦手な自閉症スペクトラムの子には、コミュニケーションを補助する絵カードを使って視覚からも情報を伝えてあげることが効果的な場合があります。
加配保育士には障がいに関しての正しい知識と理解、そして柔軟な対応が求められます。

 

冷静に優しく子どもと向き合う姿勢

障がいがある子どもと関わる中で、冷静な対処が必要となる場面もあります。
本人は一生懸命やっているつもりでも障がいがあるゆえに、他の子どもたちよりも作業に時間がかかることがあります。このとき、次の活動予定が迫っているからと慌てて、行動を急かすのは誤った対処法です。

 

また障がいの特性から、癇癪(かんしゃく)を起こしたり、先生の言うことを的確に理解して行動することが難しい場合もありますが、感情的になって叱るのも誤った対処法です。加配保育士には、感情的にならず、冷静に優しく子どもと向き合う姿勢が必要となります。

 

育児に不安を抱える保護者に寄り添う

加配保育士は、子どもだけでなく保護者のケアをすることも求められます。障がいのある子をもつ保護者は、子育てに様々な不安や悩みを抱えているケースが少なくありません。

 

育児の大変さや家庭内での子どもの問題行動等の相談に耳を傾け、保護者の気持ちに寄り添う姿勢が大切となります。また、センシティブな内容を伝える場面も少なからずあるため、普段から障がいがある子どもの情報を共有し、密にコミュニケーションをとることで、よりよい信頼関係を築くことも必要となります。

 

加配保育士の主な業務内容

加配保育士の主な業務内容

ここからは加配保育士の主な業務内容について解説します。

 

障がいがある子どもの身の回りのサポート

加配保育士の仕事は、障がいがある子どもが他の園児たちと一緒に、不便なく快適に過ごせるよう支援を行います。たとえば、手足が不自由な子どもに対しては、食事や着替え、排泄 の手助けなどを行います。

 

また、他の子どもたちとのコミュニケーションが難しい場合には、加配保育士が間に入ってコミュニケーションの橋渡しや、他の子どもたちとトラブルが起こらないよう気を配ることも大切です。
保育園の他の子どもたちとの関係性に配慮し、その子のペースにあった適切な支援を行います。

 

個別カリキュラムの作成

保育所では保育の指針となるカリキュラムを、年や月・週単位で作成しています。しかし、他の子と同じカリキュラムを、障がいがある子どもに適用するには難しい場合があります。
そのため、発育状況や能力に応じて、個別にカリキュラムを作成することも加配保育士の仕事となります。

 

連携する行政との窓口業務

保健センターや発達支援センターから支援を受けている子どもがいる場合は、加配保育士が行政との窓口になることがあります。
子どもの様子を各機関へ伝えるための個人記録を作成するなど、障がいがある子にとってよりよい環境をつくるために、各機関とコミュニケーションを図り連携をとることもあります。

 

加配保育士は、障がいがある子どもや保護者にとって欠かせない存在

加配保育士は、子どもの障がいの特性に合ったサポートを考え、スムーズに日常生活ができるよう支援する以外にも、育児の不安を抱える保護者の良き相談相手になる場面もあり、求められることが多く大変な仕事です。

 

しかし、子どもの成長が垣間みえる瞬間に出会え、保護者からの信頼を得られた時は、やりがいを感じられる仕事でもあります。
障がい児保育を支える加配保育士は、障がいがある子どもや保護者にとって欠かせない存在なのです。

 

 

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