保育士コラム
保育士コラム
公開日:2023年1月13日 更新日:2023年1月16日
「子どもから好かれているな」と感じる素敵な保育士に出会ったことはありませんか。保育士になるなら、そんな憧れの先生になりたいと考えたこともあるでしょう。
子どもたちの憧れの的になっている先生には、いくつかの共通点があります。本記事では、子どもに好かれる声かけや対応をはじめ、子どもが思わず声をかけたくなるような保育士の身だしなみについて、ポイントを10個ご紹介します。
目次
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いつもニコニコしている先生は、子どもの緊張感や警戒心をほぐしやすいため話しかけられやすくなります。大人同士でも、怒った顔をしている人には声をかけづらいのではないでしょうか。これは子どもも同じで、明るい表情をしている先生に近づきたくなるのです。
子どもは大人の反応や行動をよく観察しているため、心から笑ったり驚いたりしてくれる先生かどうかを見抜きます。そのため、保育士自身が日頃から子どもとの会話や遊びを心から楽しむのがポイントです。口角を上げて、柔らかい表情で過ごすよう心がけてみましょう。
優しい言葉をかけてくれる先生が、子どもは大好きです。大人でも、イライラしたり口調がきつい人から声をかけられたりするのは抵抗感がありますよね。
もちろん子どもが良くないことをした時には、注意する必要があります。しかし、だからと言って暴言を吐いたり、言葉遣いが悪くなったりするのは良くありません。注意するべき時も、言葉遣いに気をつけながら冷静な対応を心がけましょう。
また、子どもが何かしてくれた時には「ありがとう」「〇〇してくれて助かったよ」など感謝を伝えるのも大切です。たとえ小さなことでも、しっかり気持ちを伝えるようにしてみてください。反対に、もし子どもをがっかりさせてしまった時には「ごめんね」と素直に伝えることも大切です。
先生と子どもは、上下関係を作るような関係性ではありません。「子どもだから」と見下したような対応をしないよう気をつけましょう。
子どもは先生の話を聞くよりも、自分のお話をするのが大好きです。話したことを先生が「そうなんだ」「すごいね」と熱心に聞いてくれると、うれしくなります。熱中していることや上手くできたことを話してくれている時は、話が広がるよう質問したりコツを教えてもらったりすると信頼関係を築きやすくなります。
表情や対応なども大切ですが、髪型やメイク、服装といった容姿も印象を左右する要素です。また子どもが興味を持ちそうなものを身につけていると、会話のきっかけ作りにもなります。
ここからは子どもに好かれやすい容姿について、髪型・メイク・服装と分けてポイントをご紹介します。
ロングヘアの保育士であれば、清潔感を出すために髪を結んで過ごします。あまり派手なアレンジはできませんが、子どもが興味を持ちそうなワンポイントを入れるといいでしょう。
例えば、人気のキャラクターの髪型を真似する、ヘアゴムを子どもの好きな色やモチーフに変えるなどです。すると「〇〇と同じ髪型だね」「〇〇のヘアゴムかわいいね」と、子どもも思わず声をかけたくなるのです。
ショートヘアの場合は、毛先を少し巻いてみるなどちょっとした変化をつけてみるといいでしょう。「先生の髪、今日はいつもと違うね」と話題になるかもしれません。
子どもたちは、メイクに興味を持つこともあります。大人がメイクしている様子を見たり、憧れのキャラクターのようにしたいと思ったりするからです。濃いメイクは怖がられてしまう恐れがあるため、派手すぎないナチュラルなメイクを心がけましょう。
メイクに使用する色は、子どもが好きそうな可愛らしい色を選ぶのがポイントです。大人っぽい雰囲気にしたくてレッド系やブラウン系の色を使っている場合は、オレンジやピンクなどの色に変えてみると子どもも親しみやすくなります。
子どもが好みやすく、温かみのある色を選ぶことで、子どもたちはついつい先生の顔に見惚れてしまうかもしれません。
エプロンが必要な場合は、自分の好みではなく子どもが好きそうな色やデザインを選ぶのがポイントです。キャラクターがついているエプロンは、園の方針によって可否が分かれるため選ぶ際に注意しましょう。
服装は、園の指定で共通のユニフォームが用意されている場合もありますが、保育士が自分で用意する場合もあります。私物を着用する際は、露出や装飾が多いもの、派手すぎるものは避けましょう。また、アクセサリーは誤飲や子どもにひっかかる恐れがあるため、着用しないよう心がけましょう。
動きやすく清潔感のある服装を意識しながら、子どもが好きそうな要素を取り入れてみてください。
先生が積極的に遊びに参加してくれると、子どもが親近感を持ってくれるようになります。遊びを通して楽しい時間を共有することで、保育士のことを遊び仲間のように感じるからです。鬼ごっこやおままごと、かくれんぼなど、どのような遊びでも子どもと同じ目線で楽しむことがポイントです。
子どもたちとたくさん遊び、一緒になって笑い、良くないことをした時にはきちんと注意してくれる保育士は、保護者から見ても頼もしい存在です。子どもだけでなく、保護者からも好かれるようになるでしょう。
元気に園に来ていても、ふと寂しくなったり不安になったりする子どももいます。そんな時、保育士がスキンシップをとってくれると子どもは安心できるのです。
年齢の小さい子であれば抱っこやおんぶ、おでこをくっつけるなど、年齢が高くなってきたら手をつなぐなど、お互いの温かさを感じられるような関わりを持つのがポイントです。恥ずかしがってしまう子どももいるため、無理に行うのではなく子どもの年齢や性格を考えながら取り入れるとよいでしょう。
園では保育士と過ごす時間が長くなるため、保育士を両親のように信頼している子どもも少なくありません。ただし、ただ一緒に過ごしているだけでは、子どもからの信頼感は得られません。
信頼してもらうためには、困った時に助けてくれる存在になることがポイントです。ケガをした時やお友達との関係が上手くいかない時には、手当をしたり仲介に入ったりし、不安な気持ちを払拭してあげられるように対応しましょう。
子どもは、保育士がどのような対応をしているかをよく見ています。自分自身への態度だけでなく、他のお友達への接し方も見ているものです。分け隔てなく平等に接している先生は、子どもから見ても好印象になります。
自ら保育士に話しかけられる子、なかなか話しかけられない子、甘え上手な子など、子どもは個性豊かです。ついついおしゃべり上手な子との関わりが多くなってしまいますが、性格を考慮しながら偏りなく関わりが持てるように意識するのがポイントです。大人しい子や恥ずかしがり屋の子どもでも、保育士から話しかけられるとうれしくなります。
子どもに好かれる保育士は、褒め上手という共通点もあります。普段から、子どもを伸ばす魔法の言葉「さしすせそ」を自然と使っているのです。
『さ』さすが
『し』上手、知らなかった
『す』すごい、素敵、素晴らしい
『せ』正解、成長したね、センスがいいね
『そ』そうだね、そのとおり
この言葉を言われた子どもは、きっと自慢気な顔をしてくれるでしょう。会話の中で、ぜひ使ってみてください。
また、これらの言葉を使う時に気をつけたいことがあります。それは、他の子どもと比較するような言い方をしないことです。あくまでもその子ができたことに対して褒めるのがポイントです。例えば、「〇〇くんより上手だね」ではなく、「キレイに揃えるのが上手だね」と言うよう心がけましょう。
小さなことでも、その子ができるようになったことや頑張ったことを見つけてくれると、子どもにとっては自信になります。「次も頑張ろう!」とやる気にもつながるため、いい所をたくさん発見してあげましょう。
最後は、子どもへの愛情の深さです。素敵な保育士は、自分のことよりも子どものことを第一に考えられる保育士が多いでしょう。
保育園や幼稚園は、子どもたちが保護者から離れて長い時間を過ごす場所です。気の合うお友達と楽しく遊べたり、さまざまな行事を体験できたりと充実した時間を過ごせる一方で、保護者と離れて寂しい思いをしたり、お友達と喧嘩をしてしまったりと子どもなりに悲しい出来事も起こります。
そんな時、保育士が気持ちを汲み、優しく寄り添ってくれると、子どもたちはとても安心できるのです。子どもの気持ちを考え、できる限り寄り添う姿勢を忘れないようにしましょう。
子どもから好かれるかわいい保育士になるためには、日頃から心がけたい10個のポイントがあります。子どもが一緒に遊びたくなるような接し方や声のかけ方をしたり、親しみやすい服装やメイクをしたりすると親近感を持ってもらいやすくなります。
「先生かわいい!」と子どもから好かれる保育士になりたい方は、日本児童教育専門学校で保育士の勉強をしてみてはいかがでしょうか。
体感・体験・体得という3つの柱を重視し、知識の習得だけでなく、経験を積み重ねながら具体的な実践までていねいに教えてくれますよ。
日本児童教育専門学校Japan Juvenile Education College
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