保育士コラム

保育の豆知識

​​保育補助とは?保育士業務の違いやデメリットなども理解して仕事を選ぼう

公開日:2023年3月08日 更新日:2024年4月18日


「保育士の資格は持っていないけれど、子どもと関わる仕事がしたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方には、保育補助がおすすめです。

本記事では、保育補助について詳しく解説します。保育補助の役割やメリット・デメリット、保育士との違いなどをご紹介しますので、子どもと関わる仕事をお探しの方はぜひ最後までご覧ください。

目次

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保育補助とは?

 
保育補助とは、保育現場において保育士をサポートする仕事です。「子どもと関わる仕事がしたい」「いきなり担任を持つ自信がない」という方に向いています。
 
保育補助として働くためには、保育士資格の有無は関係ありません。そのため、保育の仕事に興味がある人や資格取得に向けて勉強中の人でも働けます。またブランクのある保育士であれば、職場復帰への準備としてチャレンジするのもよいでしょう。
 
より具体的に知っていただくために、ここからは保育補助に求められる役割と保育補助の雇用形態について詳しくご説明します。
 

保育補助に求められる役割

保育補助に求められる役割
保育補助は、保育士不足の解消や業務負担の軽減、保護者の多様なニーズに応えるために導入されました。保育士と密に連携をとりながら、より良い保育環境を作るという役割を担っています。
 
保育補助がいることで、保育現場にはさまざまなメリットがあります。まず、早朝・夜間保育などに対応する人員を確保しやすくなります。また園外活動では、公園で遊ぶ時や目的地までの移動時の見守り体制を強化できるため、園児の安全確保をしやすくなるでしょう。
 
さらに、保育士の離職防止も期待できます。その理由は、保育士の退職理由のひとつに仕事量の多さが挙げられているからです。保育補助と業務を分担することで保育士の負担を軽減できれば、保育士も仕事を続けやすくなるでしょう。
 
また保育士の再就職では、非常勤での採用を希望する人が56%もいます。非常勤である保育補助として働くことができれば、復帰が実現する人も増えるでしょう。
 
出典:厚生労働省「新子育て安心プランの概要」
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000717624.pdf(2023.01.12)
 

保育補助の雇用形態

 
保育補助の雇用形態は、パートやアルバイトなど非常勤が多くなっています。給料形態もさまざまで、時給制、日給制、月給制と自治体によって異なります。
 
非常勤で働く場合は、希望どおりにシフトに入れなければ収入が不安定になるかもしれません。一定の収入を確保したいのであれば、週5日勤務ができるか、早朝・夜間手当が付くかを事前にチェックしておきましょう。
 
また保育士資格を持っていれば、時給を上げてもらえる可能性もあります。無資格者と有資格者で給料の違いがあるかも、チェックしてみてください。
 
令和2年度に公表された新子育て安心プランにより、保育補助の勤務時間は30時間以下という要件が撤廃されました。保育補助も柔軟な働き方ができるようになってきているため、雇用主とよく相談の上で入職を検討しましょう。
 
出典:厚生労働省「新子育て安心プランの概要」
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000717624.pdf(2023.01.12)

 

保育士と保育補助の違い

保育士と保育補助の違いは、保育士資格を持っているかどうかです。保育士資格があればクラス担任にもなりますが、保育補助ではクラス担任にはなれません。そのため、指導案の作成や子どもの連絡帳の記入といったクラス運営に関わる仕事はありません。
 
また季節ごとに行われる行事の企画や運営も、資格を持つ保育士が主体となって動きます。保育補助は、そのサポート役となることが多いでしょう。
 
保護者からは保育士なのか保育補助なのか区別しにくいため、行事のことや子どもに関して質問されることもあるかもしれません。ただし、込み入った話をするのは担任である保育士になるため、基本的に深い関わりはありません。

 

社会人からキャリアチェンジで保育士へ

 

 

保育補助の仕事内容

保育補助の仕事内容
保育補助の仕事は多岐にわたります。具体的な仕事内容は園の方針によっても異なりますが、よくある仕事内容としては下記のとおりです。
 

  • •登園・降園の補助
  • •保育室などの清掃
  • •活動で使用する材料の用意
  • •行事の準備や進行のサポート
  • •保護者に渡す手紙や書類の用意
  • •給食やおやつの配膳、後片付け
  • •子どもの遊びの見守りや寝かしつけ

 
幼稚園の場合はお昼寝やおやつがないところも多いため、保育補助を配置していない場合もあるでしょう。その代わり、新人担任のお手伝いや登園・降園時のバスの添乗、支援が必要な子どものサポートなどで配置されるケースもあります。
 
保育補助は全般的にサポート役ではありますが、スムーズに安全な保育を行うためにも大切な存在です。
 

 

保育補助を仕事にするメリット

「保育所で働くなら、保育士の方がいいのでは……?」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、保育補助には保育士にはない魅力もあります。
 
ここからは、保育補助を仕事にするメリットをご紹介します。
 

資格がなくても働ける

 
保育補助には、保育士資格のような専門的な資格はありません。そのため、保育の仕事に興味がある人や経験を積みたいという人でもできます。また保育士の仕事を間近で見られるため、将来のキャリアアップを見据えて働きながら学べることもメリットです。
 
子育て経験のある人は、その経験を活かすことも可能です。子ども好きな人であれば、子どもと関わりながら仕事ができる点も魅力の一つでしょう。
 
保護者や子どもからすると、保育士も保育補助も関係ありません。そのため、同じように責任感を持って仕事する姿勢が重要です。
 

時間の調整がしやすい

 
保育補助は、土日休み、午後から4時間だけ働くなど勤務時間の調整がしやすくなっています。そのため、学生や介護・子育て中の方などフルタイムでの勤務が難しい人でも働きやすい点がメリットです。
 
保育士は早番・遅番に対応したり、希望休も周りの保育士と調整したりしなければなりません。常勤の保育士が時短勤務できる保育所はほとんどないため、時短で働きたい保育士が保育補助として働いているケースもあります。
 
「仕事とプライベートを両立したい」「子どもが学校に行っている間だけ働きたい」という方は、保育補助が向いているでしょう。
 

 

保育補助として働くデメリット

 
資格がなくても働けたり、柔軟にスケジュール調整ができたりする一方で、保育補助ではできない仕事や保育士と給料の差があるという問題もあります。
 
ここからは、保育補助として働くデメリットをご紹介します。
 

子どもと関わる機会が少ない可能性がある

 
保育補助の仕事は、主に保育士をサポートすることです。活動の準備や後片付け、おもちゃの消毒、保育室の掃除といった陰ながらの業務が多くなり、子どもと関わる機会が少ない可能性もあります。そのため、子どもとたくさん触れ合う仕事を期待していた場合は「イメージと違ったな」と感じるかもしれません。
 
保育所によって仕事内容が異なるため、具体的にどのような仕事をするのかを入職前に聞いておくことをおすすめします。事前に確認できていれば、現実とイメージとの大きな相違を防ぐことができるでしょう。
 

給料が安定しにくい

 
先述の通り保育補助はパートやアルバイトが多いため、収入が安定しにくい点がデメリットの一つです。例えば、祝日や年末年始、夏季休暇など大型連休があると勤務日数が減ってしまう恐れがあります。また仕事が休みの保護者が多いと預かる子どもの数が減るため、急に保育補助が不要となってお休みになる場合もあります。
 
シフトの不安定さだけでなく、賞与の面でも違いがあります。保育補助は非常勤のため、保育士と同じような仕事をしているにもかかわらず賞与が貰えないというケースもあるからです。
 
非常勤で保育士資格を有していない保育補助(私立保育所勤務)の平均給与は、1カ月あたり168,561円です。一方で、非常勤の保育士(私立保育所勤務)は1カ月あたり187,816円となっています。同じ非常勤でも資格の有無で収入の差が生じるため、収入を増やしたいのであれば保育士資格を取得するのも手段の一つです。
 
ただし、近年は厚生労働省を中心に保育関係の取り組みが強化されています。その中には保育補助者雇上強化事業もあるため、今後は保育補助の待遇が改善される可能性もあります。
 
出典:内閣府「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】」
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/data/pdf/chousa/kekka.pdf(2023.01.12)
 
出典:厚生労働省「令和4年度 保育関係予算概算要求の概要」
https://www.mhlw.go.jp/content/000824836.pdf(2023.01.12)

 

資格取得支援制度を使って保育士にステップアップすることもできる

 
子育て安心プランの中には、新しく保育士資格の取得を目指す人に対する支援制度があります。
 
保育補助として働きつつ、養成校に通って資格取得を目指す人は、授業料の補助を受けられます。これまでは常勤で保育所などに勤めている人が対象でしたが、平成30年(2018年)から非常勤も対象になりました。
 
また保育士修学資金として月額5万円の貸付なども行っており、卒業後5年間実務に従事することで、返還の免除も受けられます。
 
一方で保育士試験を受験して資格取得を目指す人は、教材費などの補助を受けられます。これまでは試験前の1年間にかかった費用が対象でしたが、こちらも平成30年(2018年)からは増額し、試験前の2年間にかかった費用が補助されるようになりました。
 
園によっては、保育補助として働いてもらいながら保育士資格の取得支援を行い、取得後に正社員になるステップアップ制度を設けている所もあります。入職する際に資格取得を視野に入れている人は、事前に園の制度について確認してみるといいでしょう。
 
出典:厚生労働省「保育士の現状と主な取組」
https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000592531.pdf(2023.01.12)

 

まとめ

 
保育補助は、保育士をサポートする仕事です。クラス活動の準備や片付け、給食やおやつの配膳、遊びの見守りや寝かしつけなどを行います。
 
保育士との違いは、保育士資格を持っているかどうかです。クラス担任やクラス運営に関わる仕事は保育士しか行えませんが、保育補助は資格がなくてもできます。
 
保育補助の魅力は時間の融通が効きやすく、資格がなくても子どもに関わる仕事ができることです。ただし、非常勤のため収入が安定しにくいというデメリットもあります。
 
子どもと関わる仕事で安定した収入を得たい場合は、保育士資格を取得しましょう。日本児童教育専門学校は、都内で唯一、夜間2年制で保育士資格が取得できます。日中は保育補助として働きながらでも、勉強を始められます。
 
また、認定絵本士の資格も取得可能です。この資格は絵本に関する専門家に与えられるもので、履歴書にも記載できます。就活に活用すれば、保育士としての強みをアピールしやすくなるでしょう。保育士を目指している人は、日本児童教育専門学校で学びませんか。
 

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