保育士コラム

保育士のワークライフバランス実現術!仕事とプライベートの両立のコツ

保育の仕事は、子どもたちの笑顔や成長を間近で感じられる、やりがいに満ちた仕事。 でもその反面、「忙しくて自分の時間が取れない」「疲れが取れない…」と感じている方も多いのではないでしょうか。 毎日を前向きに心地よく過ごすためには、仕事もプライベートも、どちらも大切にするバランスが欠かせません。 この記事では、保育士としてのワークライフバランスの悩みや対策、実際に現場で工夫されている取り組みをご紹介していきます。
目次
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ワークライフバランスとは?
仕事とプライベート、どちらも充実させたいと感じるのは、どんな職業の人にも共通する願いなのではないでしょうか。
とくに保育士は、子どもたちの成長を見守り、安心して過ごせる環境を整える大切な仕事を担っています。
その分、体力的にも精神的にもエネルギーを使う場面が多く、「自分のことは後回し…」となってしまう方も少なくありません。
そんな保育士こそ、意識したいのが今回のテーマである「ワークライフバランス」。
ワークライフバランスとは、仕事(ワーク)と私生活(ライフ)の調和をとり、どちらも無理なく楽しむための考え方です。
「毎日がちょっと忙しいな」「疲れがたまっているかも」
そんなときは、自分の働き方と過ごし方を見直してみるチャンス。
保育士として長く働き続けるためにも、このバランスを意識することがとても大切です。
保育士のワークライフバランスの悩みとは
では、保育士ならではのワークライフバランスの悩みに注目してみましょう。
保育士の働き方は、どうしても不規則になりがちです。
早番・遅番のシフトが続いたり、開園時間が長い園では長時間勤務になったりすることも。さらに、行事の準備や書類作成など、勤務時間外に発生する仕事も少なくありません。
「仕事が終わってもやることが山積みで、ゆっくり休めない」
「家族や友人と過ごす時間が取れない」
「朝スッキリ起きられない日が続く」
といった悩みを抱えてしまいがちなのが現状です。
また、子どもや保護者との関係づくり、職場の人間関係などの精神的なプレッシャーを感じて気づかぬうちにストレスがたまってしまう場合も。
こうした状況が続くと、仕事へのモチベーションが下がることもあるため、早めの対策が重要です。
保育士がワークライフバランスを保つポイント
ワークライフバランスを整えるには、ちょっとした工夫や意識の持ち方、そして職場環境の見直しがとても大切です。
無理をして頑張りすぎるのではなく、自分に合った方法で「ちょうどよいバランス」を見つけることが、毎日を心地よく過ごすポイントになります。
ここでは、保育士がワークライフバランスを保つためのヒントをご紹介します。
業務の優先順位付けと時間管理
限られた時間の中で効率よく動くためには、「やることの整理」と「時間の使い方」が大きな鍵になります。
毎朝、今日取り組むべきことを書き出し、優先順位を決めるだけでも、仕事の見通しがぐっと立ちやすくなります。
また、タイマーやスケジュールアプリを使って、1つひとつの作業時間を意識するのもおすすめ。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、続けるうちに自然と時間にゆとりが生まれていきますよ。
チームでの協力と業務分担
保育の仕事は、どうしても「自分がやらなきゃ」と頑張りすぎてしまいがち。
でも、職場には同じように子どもたちを思う仲間がいます。助け合いながら進めていくことが、結果的に子どもたちにも良い影響を与えます。
日々のミーティングや声かけを通して、業務を分担しやすい雰囲気をつくることが、心の余裕にもつながります。
ICTやデジタルツールの活用
最近では、保育の現場でもICTやデジタルツールの導入が進んでいます。
ICTとは、パソコンやタブレット、専用のアプリなどを活用して、情報の記録や共有をスムーズに行う技術のことです。
たとえば、登降園の記録をタブレットで管理したり、保護者との連絡帳をアプリでやり取りしたり、書類作成を自動化できるシステムを使ったりと、これまで手書きで行っていた作業を効率化できます。
「紙じゃなきゃ不安」という気持ちもあるかもしれませんが、操作に慣れてくると、業務の負担が軽くなるのを実感できるはずです。
柔軟な勤務形態や休憩時間の確保
保育園によっては、フレックスタイムや短時間勤務、シフトの工夫など職員が働きやすい仕組みを取り入れているところも増えています。
また、こまめに休憩をとったり、気分転換できる時間を確保したりすることも、心身のリフレッシュにつながります。
自分のライフスタイルや体調に合わせた働き方ができると、毎日の保育にもゆとりが生まれるでしょう。
プライベートの時間をしっかり確保
仕事に全力を注ぐことも大切ですが、「自分の時間を楽しむこと」も忘れずに。
退勤後は、できるだけ仕事のことを切り離して、趣味の時間や家族との時間を楽しんでみましょう。
読書やお散歩など、心をほっとさせてくれる時間を意識的に持つことで、次の日の笑顔にもつながります。
ワークライフバランスを整えることは、自分のためだけでなく、子どもたちや周りの大人たちの笑顔にもつながっていきます。
できそうなところから少しずつ取り入れてみてくださいね。
次は、「それでもバランスをとるのが難しいと感じるとき」にどう乗り越えるかについて、一緒に考えていきましょう。
ワークライフバランスを保つのが難しい場合は
どんなに工夫をしていても、忙しさが続いたり、人手が足りなかったりして、思うようにワークライフバランスを保てない時期もあるかもしれません。
そんなときこそ、大切なのは「一人で抱え込まないこと」です。
まずは、職場の上司や同僚、家族や友人など信頼できる人に気持ちを話してみましょう。
言葉にしてみることで、自分の状態に気づけたり、思わぬアドバイスがもらえたりすることもあります。
また、「今の働き方は、自分に合っているかな?」と立ち止まって見直すタイミングかもしれません。園によっては、フレックスタイム制や有給休暇の取りやすさ、ICTツールの導入など保育士の働きやすさを大切にしている職場も増えてきています。
転職や異動も、よりよい働き方を見つけるための前向きな選択肢です。
そして何より、自分の心と体を大切にしてください。
疲れがたまっていると感じたら、思いきって休むことも必要です。どうしてもつらいときは、自治体や民間の相談窓口、専門のカウンセラーに頼るのも一つの方法です。
自分自身が健やかでいることが、子どもたちへのやさしさや保育の質にもつながります。
無理をせず、自分のペースで進んでいきましょうね。
保育士のワークライフバランスは、日々の小さな工夫や職場全体の取り組みによって大きく変わります。
業務の効率化やチームでの協力、柔軟な働き方の導入など自分に合った方法を見つけて実践することが、長く無理なく働
困った時は一人で悩まず、周囲に相談したり、新しい環境を探したりすることも大切です。
自分自身の心と体を大切にしながら、仕事もプライベートも充実した毎日を送りましょう。
ワークライフバランスを意識することで、保育士としてのやりがいや成長もさらに感じられるはずです。自分らしい働き方を見つけて、笑顔あふれる毎日を目指していきませんか?
日本児童教育専門学校では、保育士を目指す学生が安心して学び、将来ワークライフバランスを大切にしながら働けるようさまざまなサポートを行っています。
たとえば、現場で求められる実践的なスキルを身につけるだけでなく、働き方やキャリアデザインについても学べるカリキュラムを用意しています。
また、学生一人ひとりの悩みや不安に寄り添い、相談しやすい環境づくりにも力を入れています。
就職支援やキャリアサポートも充実しているため、自分に合った職場や働き方を見つけやすいのも特徴です。
「どんな学校なのか知りたい」「実際の授業を体験してみたい」「学費や入試について詳しく聞きたい」
そんな思いを持っている方は、ぜひ一度オープンキャンパスにご参加ください。

日本児童教育専門学校 講師
保育のお仕事コラム 他
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