保育士コラム

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幼稚園教諭の年収は?給料の実態と安心して働ける理由

幼稚園教諭の年収は?給料の実態と安心して働ける理由

「子どもが大好きだから、幼稚園の先生になりたい!」そんな素敵な夢を持っているあなた。でも、進路を決める時期になって「お給料が安いって聞くけど、将来生活していけるのかな…」と不安を感じていませんか?

実は、幼稚園教諭の待遇は、国による「処遇改善」の取り組みによって、ここ数年で大きく変わりつつあるんです。昔のイメージだけで諦めてしまうのは、とてももったいないことなんですよ。

この記事では、幼稚園教諭のリアルな年収相場から、お給料をアップさせるための具体的な方法まで、わかりやすく解説します。お金の不安を解消して、安心して夢への一歩を踏み出しましょう。

目次

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幼稚園教諭の平均年収はいくら?

幼稚園教諭の平均年収はいくら?

幼稚園教諭を目指すにあたって、一番気になるのが「実際、どれくらいもらえるの?」という点ではないでしょうか。
ここでは、公的なデータをもとに、平均的な年収や月収、ボーナスの相場について見ていきます。具体的な数字を知ることで、将来の生活イメージがぐっと湧きやすくなりますよ。

平均年収と月収・ボーナスの相場

厚生労働省の統計などのデータを見ると、幼稚園教諭の平均年収は、だいたい350万円〜400万円前後が相場といわれています。これを月収に換算すると、平均して23万円〜25万円程度になります。

もちろん、これはあくまで平均値なので、働く地域や園の規模によっても変わります。また、ここには「ボーナス(賞与)」も含まれています。多くの幼稚園では、夏と冬の年2回、ボーナスが支給されることが一般的です。

  • 平均年収: 約380万円前後
  • 平均月収: 約24万円前後
  • 年間ボーナス: 約70万円〜90万円(月収の3〜4ヶ月分程度)

このように、決して「生活できないほど低い」というわけではありません。安定した収入が見込める職業の一つといえるでしょう。

毎月の手取り額のイメージ

「額面(総支給額)」と、実際に銀行口座に振り込まれる「手取り額」は違います。お給料からは、税金や社会保険料などが引かれるからです。

一般的に、手取り額は額面の約75%〜80%になると考えておくとよいでしょう。
例えば、月収(額面)が24万円の場合、手取り額のイメージは以下のようになります。

  • 額面: 24万円
  • 手取り: 約19万円〜20万円

これだけあれば、一人暮らしをして家賃や光熱費を払っても、十分に生活していける金額です。さらに、実家暮らしであれば、貯金もしっかりできる余裕が生まれますね。自分のお財布に入る金額を正しく把握しておくことが大切です。

新卒(1年目)の初任給

専門学校や大学を卒業して、晴れて幼稚園の先生になったばかりの1年目。「初任給」はどれくらいもらえるのでしょうか。

私立幼稚園の場合、初任給の相場は月額20万円〜21万円程度が多いです。ここに通勤手当などの各種手当がプラスされることもあります。

最近では、人材確保のために初任給を引き上げる園も増えてきました。求人票を見る際は、「基本給」だけでなく、手当を含めた総支給額もしっかりチェックしてみてくださいね。最初のお給料をもらった時の喜びは、きっと忘れられない思い出になりますよ。

幼稚園教諭の給料が決まるポイント

幼稚園教諭の給料が決まるポイント

幼稚園教諭のお給料は、みんな一律というわけではありません。働く場所やこれまでのキャリアによって、金額には差が出てきます。
ここでは、給料が決まる大きなポイントである「公立と私立の違い」や「経験年数」について解説します。自分に合った働き方を考えるヒントにしてみてください。

「公立」か「私立」かの違い

幼稚園には、自治体が運営する「公立」と、学校法人などが運営する「私立」があります。この運営母体の違いが、お給料の体系にも大きく影響します。

項目 公立幼稚園 私立幼稚園
身分 地方公務員 民間企業の社員に近い
給与体系 自治体の俸給表に基づく 園ごとの規定による
特徴 年功序列で安定して上がる 実力や園の経営状況で変動

公立幼稚園の教諭は公務員となるため、勤続年数に応じて着実に給料が上がっていく傾向があります。一方、私立幼稚園は園によって差が大きいですが、最近では手厚い手当を用意して、公立以上の待遇を提示する園も増えています。どちらが良い悪いではなく、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。

経験年数と年齢による昇給

幼稚園教諭の仕事は、経験を積めば積むほどスキルが上がり、それがお給料にも反映されやすくなります。

一般的に、年齢が上がり経験年数が増えるにつれて、基本給が定期的に昇給していきます。特に公立の場合はこの傾向が顕著です。私立でも、長く勤めることで「信頼」が積み重なり、それが給与アップにつながります。

  • 新卒〜数年: 基礎を学ぶ時期。昇給幅は緩やか。
  • 中堅層: クラス運営を任され、後輩指導も担当。昇給ペースが上がる。
  • ベテラン: 園の運営に関わることも。役職手当などで年収が大きく伸びる可能性も。

「長く働き続けること」自体が、年収を上げるための確実な方法の一つといえますね。

給料は上がり続けている?処遇改善の現状

給料は上がり続けている?処遇改善の現状

「幼稚園の先生は給料が安い」というのは、もしかすると少し古い情報かもしれません。現在は国を挙げて、保育・幼児教育の現場で働く人たちの待遇を良くしようという動きが活発になっています。
ここでは、具体的にどのような仕組みでお給料が改善されているのか、その現状をお伝えします。

国による給与改善の取り組み

ニュースなどで「処遇改善」という言葉を聞いたことはありませんか?これは、国が幼稚園教諭や保育士のお給料を上げるために、園に対して補助金を出す制度のことです。

具体的には、「処遇改善等加算」という仕組みがあり、以下のような手当が支給されています。

1. ベースアップ: 全職員の給与水準を底上げするための加算
2. キャリアアップ: 経験や技能に応じた加算

これにより、以前に比べて月額数千円〜数万円単位でお給料が増えている先生がたくさんいます。国も「子どもたちの未来を支える先生たちの生活を守ろう」と本気で取り組んでいるので、今後もこの流れは続いていくでしょう。

役職につくことで加算される手当

処遇改善の制度によって、新しい「役職」とそれに伴う「手当」が生まれました。これまで幼稚園には「園長・主任」くらいしか役職がないことが多かったのですが、キャリアアップの階段が作られたのです。

  • 職務分野別リーダー: 担当分野(食育や絵本など)のリーダー。月額5,000円〜の手当。
  • 副主任教諭・専門リーダー: 経験を積み、専門性を高めた中堅リーダー。月額最大4万円の手当。

このように、園長先生や主任にならなくても、頑張り次第でお給料をプラスできるチャンスが広がっています。「目標を持って働ける」という点でも、とても魅力的な制度ですよね。

幼稚園教諭として年収を上げる方法

幼稚園教諭として年収を上げる方法

せっかく幼稚園教諭になるなら、やりがいだけでなく、しっかりとした収入も手にしたいですよね。
ただ待っているだけでなく、自分から行動することで年収を上げることは十分に可能です。ここでは、将来を見据えて知っておきたい、年収アップのための2つのアプローチを紹介します。

専門性を高めてキャリアアップする

一つ目の方法は、専門性を磨いて「代わりのきかない先生」になることです。
先ほど紹介した国の処遇改善制度でも、研修を受けてスキルアップすることが手当支給の条件になっています。

例えば、以下のような分野の研修を受けることで、キャリアアップにつながります。

  • 幼児教育: 子どもの発達や遊びについての深い知識
  • 保護者支援: 悩みを持つ保護者への相談スキル
  • 特別支援教育: 発達に特性のある子どもへのサポート

専門学校在学中から、プラスアルファの資格取得を目指したり、興味のある分野を深く学んでおいたりすると、就職後のキャリア形成がスムーズになりますよ。

長く働き続けられる職場を選ぶ

もう一つの重要なポイントは、長く安心して働ける職場を慎重に選ぶことです。
短期間で辞めてしまうと、昇給のチャンスを逃してしまいますし、退職金などの面でも不利になってしまいます。

就職活動の際は、求人票の「初任給」だけでなく、以下の点も確認しましょう。

  • 賞与(ボーナス)の実績: 昨年度は何ヶ月分支給されたか
  • 昇給制度: 定期的に給料が上がる仕組みがあるか
  • 福利厚生: 住宅手当や扶養手当などは充実しているか

専門学校のキャリアセンター(就職課)の先生は、各園の詳しい情報を持っています。一人で悩まず、プロに相談しながら「長く働ける園」を見つけることが、結果的に年収アップへの近道になります。

まとめ

まとめ

幼稚園教諭の年収について解説してきましたが、いかがでしたか?

「給料が安い」というイメージを持たれがちですが、実際には平均年収350万円〜400万円程度と安定しており、さらに国の処遇改善によって待遇は年々良くなっています。

  • 平均年収は安定しており、ボーナスもしっかり出る
  • 公務員(公立)やキャリアアップ制度など、給料を上げる道がある
  • 専門性を磨き、長く働ける園を選ぶことが大切

お金のことも大切ですが、何より「子どもたちの成長を一番近くで見守れる」という感動は、この仕事でしか味わえない宝物です。
待遇面での不安が少しでも解消されたなら、ぜひ自信を持って、素敵な幼稚園の先生を目指してくださいね。あなたのその「好き」という気持ちを、私たちは全力で応援しています。

幼稚園教諭 年収についてよくある質問

幼稚園教諭 年収についてよくある質問

幼稚園教諭の年収や待遇について、進路を検討している方からよく寄せられる質問をまとめました。

Q1. 保育士と幼稚園教諭、年収に違いはありますか?
以前は幼稚園教諭の方がやや高い傾向にありましたが、現在は処遇改善が進み、大きな差はなくなってきています。どちらも経験や役職、働く園の規模によって年収が決まります。資格を両方持っていると、「認定こども園」などで活躍の場が広がり、手当がつくこともあります。

Q2. 男性でも家族を養っていけるだけの年収は稼げますか?はい、可能です。共働き世帯が一般的になっている現在、男性幼稚園教諭も増えています。公立幼稚園や規模の大きな私立幼稚園、認定こども園などで長く勤め、役職に就くことで、世帯を支えるのに十分な収入を得ている方はたくさんいます。

Q3. ボーナス(賞与)は必ずもらえますか?多くの幼稚園で支給されていますが、法律で義務付けられているわけではありません。園の経営状況や規定によります。求人票を見る際は「賞与あり(年2回・計◯ヶ月分)」といった記載を必ず確認しましょう。公立の場合は条例で定められているため、安定して支給されます。

Q4. 私立幼稚園の給料は園によって全然違うのですか?はい、園によって差があります。運営方針や経営状況が異なるためです。基本給が高くても手当が少ない園や、逆に基本給は平均的でも手当やボーナスが手厚い園など様々です。総支給額や年収ベースで比較することが大切です。

Q5. 幼稚園教諭の将来性はありますか?幼児教育の重要性は世界的に認められており、AIには代われない仕事として将来性は高いです。国も処遇改善に力を入れ続けているため、今後も待遇面での改善や、専門職としての社会的地位の向上が期待できるでしょう。

この記事の監修者
保育のお仕事コラム 編集チーム
保育のお仕事コラム 編集チーム

日本児童教育専門学校 講師
保育のお仕事コラム 他

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