保育士コラム
保育士コラム
公開日:2020年4月25日 更新日:2024年10月28日
保育士になりたいと考えている方は、自分が保育士に向いているかを考えたことがあるでしょうか。
「子どもが大好き!」という気持ちはもちろん大事ですが、実はその気持ちだけではなかなか務まらない、大変な職業なのです。では、どのような人が保育士に向いているのでしょうか。
保育士に向いていない人の特徴も併せてご紹介します。
目次
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保育士になりたい方は、「子どもが大好き!」という方が多いかと思います。子どもが大好きな方にとって、子どもたちとたくさんの時間を過ごすことのできる保育士は、非常に魅力的な職業でしょう。
しかし、保育士の仕事は、「子どもが好き」という気持ちだけでは務まりません。子どもが起きている時間の多くを一緒に過ごす保育士は、子どもの成長に合わせて関わり、成長の手助けをしなければならないため、子どもの成長について多くの知識が求められるでしょう。
また、日々の業務や行事の運営では一緒に働く保育士や保護者の方、地域の方と関わる機会も多いため、子どもだけでなく、様々な方と関わる力を求められるでしょう。
では、どのような人が本当に保育士に向いているのか、次の項からより具体的にご説明します。
保育士に向いている人には、共通した特徴があります。
これからご紹介する5つの項目に当てはまれば、あなたは保育士に向いているかもしれません。
保育士の仕事の中には、『保育室の環境を作る』『活動内容を考える』という仕事があります。保育室の環境は、子どもたちの行動を予測し、「ここに机があったら遊びやすいかな」「ハサミが手に届くところにあったら危ないかな」などを考え、配慮をし、安全に楽しく過ごせるように作ります。
また、活動内容は、将来的にできるようになってほしいことを考え、そのためにはまずどのようなことに取り組むと良いのかを順序立てて考えます。例えば、文字をかけるようになるためには、まずクレヨンでお絵描きをする経験を積む等などです。
他にも、子どもが怪我をした時に瞬時に対応が必要になることや、保護者や地域の方からの急な質問に答えなければならないこと等があるため、どういった対応をすれば良いのか事前に考えることができていると、焦らずに対応できますよね。
そのため、見通しを立てることのできる人が、保育士に向いていると言えるでしょう。
保育士は、全力で動き回る子どもたちと一緒に遊びます。一人でだけでなく、多くの子どもを一斉に見るため、体力が必要と言えるでしょう。また、クラス替えや、行事の準備では重い荷物を運ぶなどの力仕事もあるため、体力があるに越したことはありません。
さらに保育園では、インフルエンザやノロウイルスなどの様々な感染症が流行ります。感染症にかからないように、体力維持だけでなく体調管理も必要と言えるでしょう。
子どもたちは、好奇心旺盛で毎日小さな発見をたくさんしています。
会話の中で、子どもから「なんで?」「どうして?」という言葉をよく耳にしますよね。子どもの疑問を一緒に考え、解決することや、子どもの出した答えに寄り添うことで、子どもの好奇心が広がり、感受性が高まることに繋がります。
そのため、保育士には子どもの気持ちに寄り添うことのできる感受性が必要です。
また、保育士自身が小さな環境の変化や子どもたちの様子に気づき、様々な気持ちを感じることができると、子どもの成長を助けるだけでなく、自身が仕事を楽しむことに繋がるでしょう。
一般的な保育士の仕事のイメージは、「子どもと遊ぶこと」かもしれませんが、実は書類を作成する機会が多くあります。例えば、保育の月案・日案・週案、行事の企画書やお知らせ、園便り、年度末には子ども一人一人の引き継ぎ資料や児童票という子どもの成長記録等があります。
また、保護者との重要なコミュニケーションツールとなる、連絡帳の記入も保育士の仕事の一つです。保育園での様子を想像できるように、分かりやすく記入してあると保護者の方は嬉しいですよね。
文章を書くことが好きな方は、その力を仕事に活かすことができるでしょう。
文章を書くことが苦手な方は、慣れるまでは苦戦するかもしれません。しかし、文章作成のスキルは経験とともに高めていくことができます。先輩保育士の作成した資料を読み、書き方のコツを掴みましょう。
保育士は、一緒に働く保育士や保護者、地域の方と協力し合って保育を行います。そのため、子どもだけでなく、幅広い年代の方とコミュニケーションをとる必要があります。
保育士が保護者やお散歩のときに会った地域の方と挨拶や会話をする姿は、子どもたちにとって見本となるため、丁寧な関わりができると良いでしょう。
保育士は、子どもの体調変化やトラブルなどの事前察知をする力が求められます。まだ自分の気持ちを言葉で表現することのできない乳児には、表情や泣き声でお腹が減っているのか、どこかが痛くて泣いているのかなど察知する観察力が重要になります。また、保育士は子ども同士のやり取りをよく観察していて、おもちゃをとられた、子ども同士で意見が食い違った場面などを捉えトラブルの事前察知ができることも求められます。
保育士は「この子はどうしてこんな行動をするのかな」「この子はこんな風に考えるんだ」など子どもの日常の細かな点に注意を払い、子どもたちの行動を興味深く観察することを楽しめる人が向いているといえるでしょう。
保育士は子どもの成長に携わりやりがいのある仕事である一方で、苦労を経験することもあります。どの仕事にもつらいことはありますが、言うことを聞かない子どもやトラブル対応、保護者とのやり取り、保育方針を巡って職場内での人間関係など保育士ならではの苦労もあります。つらい時期を乗り越えるために保育士は忍耐力が求められます。また、うまく気分転換をできることも仕事を続ける上で大切です。
では、保育士に向いていない人とはどのような特徴があるのでしょうか。
まずは、恥ずかしがり屋の方・消極的な方です。
子どもたちに絵本の読み聞かせをするときには、声に抑揚をつけるなどして、子どもの興味を引くため、感情を表現する必要があります。
お遊戯の見本を見せるときには、子どもたちの「わたしもやりたい!」という気持ちを引き出すために、体を大きく動かし、楽しんでいる様子を見せる必要があります。
子どもたちの目に魅力的に映るために、恥ずかしがり屋の方は、人前に立つ経験をたくさん積み、自信をつけましょう。
また、消極的な方は、受け身になってしまうことが多いため、一緒に働く保育士や子ども、保護者との関係作りに時間がかかってしまうこともあります。いきなり様々な場面で積極的に行動することは難しいため、まずは『自分から挨拶をする』など、場面を決めて、取り組んでみると良いでしょう。
つぎに、体力がない方、潔癖症の方です。
一日中全力で動き回る子どもたちと一緒に遊ぶため、子どもたち以上の体力は必要ですし、子どもと一緒に過ごすため、泥んこ遊びに付き合うことや、オムツ替えをしたり、食べこぼしをふいたりして、子どもの身だしなみを整えることも必要です。
体力に自信がない・潔癖症かもしれない…という方は、保育士の仕事をするのは難しいかもしれません。
上記の7つの適性がなくても、後天的・克服することで続けていくことは可能です。厚生労働省白書によると保育士が退職した理由1位は職場の人間関係、2位は給料が安い、3位は仕事量が多いです。職業適性に対する不安は退職理由の11位となっています。保育士の適性と仕事の継続はそれほど関係がないことがわかります。
保育士の適性には、様々なものがあることがおわかりいただけたかと思います。自分は保育士に向いていないのでは?と思った方も、「子どもが好き」という気持ちがあれば諦める必要はありません。
経験で培われる能力も多いため、苦手なことは日々意識して取り組んでいきましょう。
そして、自分の得意なこと、興味のあることをさらに突き詰め、強みにし、素敵な保育士になりましょう!
日本児童教育専門学校Japan Juvenile Education College
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