保育士コラム
保育士コラム
公開日:2022年3月31日 更新日:2024年3月08日
保育園の先生になりたいという人のなかには、いずれ保育園の経営に関わってみたいという人もいるでしょう。
本記事では、自分で保育園を運営することに興味があり、将来園長になってみたいという人に向けて資格やステップなどを解説します。保育園の園長になるためにはどうすればいいのか、必要な資格やキャリア、向いている人の特徴などをチェックしましょう。
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保育園の先生になりたいという人のなかには、いずれ保育園の経営に関わってみたいという人もいるでしょう。
本記事では、自分で保育園を運営することに興味があり、将来園長になってみたいという人に向けて資格やステップなどを解説します。保育園の園長になるためにはどうすればいいのか、必要な資格やキャリア、向いている人の特徴などをチェックしましょう。
保育園の園長になるために、必要な資格、満たすべき条件にはどのようなものがあるのでしょうか。公立・私立に分けて解説します。
まず保育園の園長になるために、どのような資格が必要なのか見てみましょう。結論からいうと、保育士資格以外に特別な資格は必要ありません。
特に私立の場合は、まったく保育系の資格も経験がなくとも、家族経営の保育園を引き継いだり、勤務先が運営する園の経営を任されて園長になったりというルートで園長になるケースが多くあります。
公立の場合は、公立保育園の正規職員になることが必要です。ある程度勤務年数を重ねてから昇格試験を受験、合格して園長になるというルートが一般的です。
保育園の園長になるためには、どのような条件を満たす必要があるのでしょうか。公立と私立では大きな違いがあります。
公立保育園の園長になりたい場合、まず保育士資格の取得がスタートラインです。その後、市町村の公務員試験に合格して公立保育園の正規職員として採用され勤務します。
初任者→クラス担任→リーダー→副主任→主任とキャリアを積み上げたのちに、園長の昇格試験を受験して合格し、自治体より任命されて園長になります。採用からおおむね10年以上の経験が必要です。
公立保育園と比べて一律に具体的なキャリアパスがないのが私立保育園の特徴です。どういった条件で園長になれるかは園によってまちまちです。
保育園を運営する団体に管理職候補として就職するのも一つの方法でしょう。家族経営の園の場合、園長になれるのは現園長の親族などに決まっているというケースも珍しくありません。
保育園の園長になるためのルートは一つではありません。園長になると決めたら、固定概念に囚われずさまざまな方法を探ってみましょう。
保育士として勤続年数や経験を重ねてキャリアアップしていく方法は堅実にキャリアを重ねていきたい方におすすめです。
公立の場合は前述のように昇格試験に合格していく必要があります。私立の場合は周囲や経営者、上司の信頼を得て昇進していくことになります。
いますぐは無理かもしれませんが、保育園を作って自分が園長になるという考え方もあります。将来を見据えて検討してみる価値はあるでしょう。
認可保育園の開園には、物件の取得や内装・外装の工事、イスや棚などの備品、さまざまな消耗品費、さらに保育士や看護師の人件費などで多額の費用がかかります。ただし、自己資金だけでなく、借入や自治体からの補助金もあります。
開園は大変ですが、自分の理想とする保育をかなえたいという強い思いがあるなら、実現させる方法を探ってみましょう。
保育園の園長の仕事はひとことでいえば、園の仕事全般です。子どもたちの安全を保障し、保護者、保育士、職員が安心して働けるようにするための仕事全てが園長の役割といっても過言ではありません。
ここでは多岐にわたる園長の仕事内容を具体的に紹介します。
1.経営や資金管理に関すること
補助金の手続き、運営費や保育料の管理、先生方や職員に支払う給料の管理など。
2.安全管理に関わること
施設や設備の安全管理や防犯対策、給食の衛生管理、感染症予防対策など。
3.日常業務
保育士のシフト管理、保育士の指導、保護者対応、クラスや子どもたちの把握、地域交流など。
4.その他
新規職員の求人や採用、入園説明会の実施、園長会議、地域の小学校との連絡など。
1.園長資格について
今まで述べたように。保育園の園長資格は特に決められてはいません。ただし、公立と私立では違いがあります。公立は保育士資格が必須で地方公務員試験を受けて、合格し、一定の経験年数を得て昇進試験を受けて、晴れて園長になります。
幼稚園の園長資格は教員免許状を持ち、5年以上「教職に関する職」の経験があるか、教育に関する職で10年以上経験を積む必要があります。しかし、私立幼稚園の園長の実態は8割がこの条件をクリアーしていません(2018年「学校教員統計調査」文部科学省)
2.保育内容について
保育園は監督行政がこども家庭庁、幼稚園は文部科学省です。
従って、保育園の園長は幼児(3,4,5歳児)のみならず、乳児(0,1,2歳児)の発達過程を熟知している必要があります。
ところが、保育園は子どものお世話(ケアー)幼稚園は子どもの教育という時代は終わり、1998年の保育所保育指針(国のナショナルカリキュラム)では「保育所の保育は養護と教育が一体となる」になり、そして、2020年からは3歳児以上の保育内容は保育園も幼稚園も全く同じになりました。
3.園長の役割について
その意味で保育園の園長も幼稚園の園長も役割業務はほぼ同じといえるでしょう。
a.まず、児童憲章、子どもの権利条約、児童福祉法、教育基本法に精通し、人権重視を優先順位として考えることができる。
b.しっかりした保育理念、子ども観に根差した、保育内容を提案できる。
c.そのうえで、園の運営方針、経営計画、保育計画を立案することができる。
d.職員と連携しながら、日々の保育活動に指導・助言ができる。
e.人間関係の調整役として、園長と保護者、園長と職員、保護者と職員のコミュニケーションを深めることができる。
f.園全体の人的・物的環境構成を図ることができる。
g.園を取り巻く地域社会との連携を図ることができる。
h.そして、なんといっても「対話」を基本とした意見調整ができる人格が求められます。
以上,保護者の助けになりたい、未来を担う若い保育者を育てたい、地域の子育て支援の一助になりたいと思っている人は園長に向いていると思いますよ。
保育園の園長に向いているのは、目指す理想の保育があり、若い保育士を育てたいなど熱い思いがベースにある人です。
子どもが喜ぶ姿だけでなく、保護者やスタッフにも尽くしたい、みんなが笑顔でいることに喜びを感じることができるといった気持ちの部分も大切です。
一つの保育園を運営するのは大変な労力がかかるため、思いだけでなく実務能力も必要でしょう。保育園のトップとして、マネジメント力やリーダーシップ、冷静な判断力など、経営者としての手腕も発揮できる人でなければ園長として運営していくのは難しいです。
理想をかなえたい気持ちと実務能力のどちらか一方に偏らず、両方が高いこと、そして、保育士や職員、保護者に信頼される人が保育園の園長に向いています。
保育園の園長になるにはどうしたらいいのかを解説しました。
保育園の園長になるために、必須の資格はありませんが、公立、私立それぞれで満たすべき条件が決まっています。同じ保育園に勤めてキャリアアップしていくか、自分で保育園を開園するといった方法で園長を目指すことができます。
自分で理想の保育を目指したい、保護者やスタッフが幸せを感じられるような保育園を作りたいと考えているなら、将来は園長を目指してみましょう。
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