保育士コラム
保育士コラム
公開日:2019年9月28日 更新日:2021年9月19日
保育士と育児の両立は大変です。毎日子どもを見ているからといって、自分の子どもも同じようにスムーズに対応できるというわけではありません。
しかし、保育士をしていたからこそ役に立つ経験もあります。実際に保育士と育児を両立してきた方の体験談や、保育士と育児を両立するために大切なポイントを把握していきましょう。
目次
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子どもは日々急速に変化、成長していきます。保育園では、子どもの些細な変化にもすぐに気づいて対応する必要があります。この経験は実際の育児にも非常に役に立ちます。
いつもと少し様子が違うだけで病気や風邪、怪我に気づけたり、ちょっとした成長に気づくことができます。その都度すぐに対応できるので、病気が進行したり風邪が家族に移ったり、また子どもに必要以上に負担をかけることなく育児を進めていくことが可能です。
病気に対する知識も保育士をしていない方よりも豊富にあるので、正しい対応ができます。
育児をする上で最初の難関でもあるのが、おむつ替えです。
多くの親はおむつ替えに手間取り、周囲を汚してしまったり、子どもを泣かせてしまうことがあります。しかし保育士なら長年の経験からスムーズにおむつ替えを行い、子どもへの負担を最小限にしつつ作業を進めていくことが可能です。
おむつ替えが育児のストレスになるという方も多いですから、この作業に慣れているということは育児をする上で大きな強みとなります。
そのほか、食事作り、着替え、寝かしつけなど、保育士をしているからこそでスムーズにできる育児もたくさんあります。
育児をするとなると、子どもと二人きりの時間が必然的に長くなります。
この子どもとの二人きりの時間が、初めて育児をする方にとっては大きな負担、ストレスになることもあります。しかし、保育士なら子どもと長時間過ごすことになっても上手に時間を活用できます。
子どもとの遊び方のレパートリーも豊富にあるので、子どもが飽きたら次の遊びを、と次々にいろいろな遊びを試すことが可能です。
絵を書くだけ、歌を歌うだけでもレパートリーがたくさんあり、保育士だからこそ知っている遊び方も試せるでしょう。
保育士をしていると育児に役立つ経験が培えますが、それだけではスムーズな育児を進めていくことはできません。
保育士として働きながら、育児も両立するために大切なポイントをご紹介いたします。
保育士をしながら育児もする場合、家族の協力は必要不可欠です。
どうしても仕事を休めないときに子どもが発熱した場合や、保育園に預けられない時間帯に出勤しなければならないなど、育児の弊害はたくさんあります。
そんなときにすべて1人で対応することは難しいので、子どもの面倒を見てもらえるようにしっかり家族内で話し合いをしておきましょう。
パートナーに協力してもらう、自分やパートナーの家族に預かってもらう、親戚に預かってもらうなど、気兼ねせずに周囲に協力を求めましょう。
保育士としてしっかり働きたいのか、育児を重点的に行いたいのか、自分がどのように仕事や育児と向き合いたいのかをよく考えることも大切です。
どちらに比重をおくのかによってその後の対応も変わります。
自分のため、家族のため、また子どものために、どのような育て方がベストなのかを考えていきましょう。
保育士と育児の両立には職場の協力も欠かせません。
今までと同じようなペースでは働けないことも十分に考えられます。
パート勤務や出勤時間の変動に合わせるなど、働き方を検討する必要があります。また、育児に理解をしてもらえるよう、周囲に伝えて自分の働きやすい職場環境を作り上げていくことも大切です。
保育士をしていたからこそ役立つ育児の知識や、保育士と育児を両立するためのポイントをご紹介いたしました。
自分だけでなく家族や職場にも協力してもらい、少しでも保育士と育児を両立しやすい環境を整えていきましょう。
日本児童教育専門学校Japan Juvenile Education College
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